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『はま太郎』を肴に横浜散策

7/18(木) 17:05配信

メシ通

横浜の食といったら、みんな何をイメージするだろう?
中華街? シウマイ? ちょっと知ってる人なら、ハイカラな洋食文化や、野毛の飲み屋街を思い浮かべるかもしれない。
でも、実はまだまだ知られていない横浜がある。もっとディープなハマを知りたい。そんな全国のメシ&酒好きたちに向け、一歩踏み込んだご当地の魅力を発信している雑誌があるのをご存じだろうか。
“横濱で飲みたい人の読む肴”
そんなキャッチコピーを高らかに掲げる『はま太郎』だ。
インディペンデントな食の出版人たちに焦点を当てる「ニッポン偉ZINE伝」。
今回は『はま太郎』を発行する横浜のふたり出版社「星羊社」に注目。同社を営むのんべえ夫婦、星山健太郎さんと成田希さんに話を聞いた。

私が「おやじ」に戻る野毛

築93年! 歴史的レトロビルにある編集部へ

『はま太郎』編集部は横浜・伊勢佐木町商店街にあるレトロなビルの一室にある。
ちょいといなせなムードただよう、イメージぴったりのロケーションに感心。
『はま太郎』第10号(2015年6月発行)の記事にもあるとおり、なんとこのビルの竣工は1926年、つまり大正15年! 築90年を超えるその歴史について知ることは、そのまま横浜の歴史を知ることにもつながるという。

ただ意外なことに、星羊社の二人がここに入居した時点では『はま太郎』はおろか、出版社をやる構想すらなかったそうだ。

星山健太郎さん(以下敬称略):出版とは関係のない大学院で知り合ったんですが、卒業後、彼女のほうが先に方針転換して編集やライターの仕事を始めたんです。

成田希さん(以下敬称略):フリーランスとしていろんなところから受注して書く仕事をしてたら、取材以外は外出しないこもりっぱなしの生活になってしまって、ちょっとこれはイカンなと。事務所に通うようにしたいと思って物件を探し始めて。

星山:ちょうどそのころ僕も、今までとは違うまったく新しい何かを始めようと思って、拠点となるスペースを探していたタイミングでした。そんな時に、ここが空いているのを彼女と一緒に偶然見つけたんです。
この物件に一目惚れした星山さんと成田さん。即入居を決意した。

星山:ビルのデザイン上、最上階だけ窓の上部がアールになっている。これがカッコいいし、採光もよくて室内がとても明るいのが印象的でしたね。

成田:やっぱり飲み屋も老舗が好きだし、横浜の歴史を感じさせるたたずまいが気に入ったんです。

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最終更新:7/18(木) 17:33
メシ通

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