ここから本文です

イワシ異例の豊漁 前年比7倍 でも多くが非食用

7/18(木) 11:16配信

みなと新聞

 北海道でマイワシが異例の豊漁だ。今年は昨年よりも20日ほど早い、6月下旬に巻網漁船の漁が始まり、15日現在の累計漁獲量は1万4000トン。すでに前年同月実績の約7倍に達している。マイワシの資源回復が目立ち始めた2011年以降、6月から漁獲がまとまったことはない。ただ小型中心で価格が安いことから、多くが養殖魚の餌として取引されている。

 昨年の初水揚げ7月18日もこれまでに例のない早さだったが、今年はさらに前倒し。6月水揚げ実績は2700トンで、漁船の増加とともに7月も順調に伸びて、15日時点で累計1万4000トンとなった。昨年7月の水揚げ実績は2160トンだったため、すでに前年同月の7倍に達している。

 現在の漁場は北海道東前沖で釧路副港から1時間ほどのところと陸上から近い。魚体は6月下旬に1尾90~100グラム程度と大中型混じりだったものが、7月に入り小型化し、「平均60~70グラム。痩せている」(産地関係者)という。主に養殖魚の餌向けとして取引され、1キロ当たり30円前後、一部の食用も40円前後で引き取られている。

 近年太平洋のマイワシは、資源が回復傾向にあることなどから好漁が続く。秋サケやサンマの水揚げが振るわない中、数少ない好調な魚種となっている。

[みなと新聞2019年7月17日付の記事を再構成]

最終更新:7/18(木) 11:16
みなと新聞

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事