ここから本文です

全国どこでも乗れた国鉄型ディーゼルカー「キハ40系」、いま走っているのはここだけ

7/18(木) 10:30配信

乗りものニュース

関東と東海の車両は全車引退

 JR東日本が普通列車用として開発した新型ディーゼルカー「GV-E400系」が2019年8月19日(月)、新潟エリアで営業運転を開始します。これに伴い、同エリアの信越本線・磐越西線・羽越本線で使われてきた「キハ40系」は、2019年度中に引退する予定です。

【写真】北海道から九州まで「キハ40系」勢ぞろい

 キハ40系は、国鉄時代の1977(昭和52)年にデビューした普通列車用のディーゼルカーです。1982(昭和57)年までに888両が製造されました。

 車内には4人掛けのボックスシートがあり、デビュー時は冷房装置を搭載せず、天井に扇風機を設置。昔懐かしい「国鉄型」の面影を残しています。1987(昭和62)年の国鉄分割民営化時には、事故で廃車になった1両を除く887両がJR旅客6社に引き継がれ、いまも非電化路線(線路上の電線が無く、電車と電気機関車が走れない路線)を中心に活躍しています。

 しかし、2000年代に入ると老朽化のため徐々に数を減らし、JR東海が引き継いだキハ40系は2016年までに引退。それ以外の5社ではまだ活躍が続いているものの、関東エリアのJR線からは2017年に姿を消しています。2018年には青森県と岩手県の太平洋沿いを走る八戸線のキハ40系が、観光列車用の改造車を除いて引退。2019年3月には香椎線(福岡県)のキハ40系が、新型のBEC819系蓄電池電車に置き換えられました。

 また、GV-E400系のほかにもJR北海道のH100形やJR九州のYC1形など、JR各社が新型ディーゼルカーの開発を進めており、キハ40系の置き換えが、これから本格化すると見られます。国鉄時代に大量生産され、全国どこにいっても見られたキハ40系も、数年後にはごく一部の路線でしか見られなくなるかもしれません。

全車引退が近付くキハ40系、どこを走っている?

 キハ40系(観光用や特急用に改造された車両を除く)の普通列車が運行されているおもなJR線は、2019年4月1日時点で次の通りです(ジェー・アール・アール編『JR気動車客車編成表 2019』などによる)。すべての普通列車がキハ40系で運転されている路線と、一部の普通列車のみキハ40系で運転されている路線があります。

JR北海道

・函館本線 函館~長万部~小樽
・函館本線 岩見沢~旭川
・札沼線 石狩当別~新十津川
・千歳線 千歳~南千歳
・石勝線 南千歳~新夕張
・室蘭本線
・日高本線
・留萌本線
・根室本線
・宗谷本線
・石北本線
・釧網本線

JR東日本

・津軽線
・五能線
・奥羽本線 弘前~青森
・奥羽本線 秋田~東能代
・男鹿線
・羽越本線 新津~酒田(2019年度中に引退)
・信越本線 新津~新潟(2019年度中に引退)
・磐越西線 会津若松~新津(2019年度中に引退)
・只見線

1/2ページ

最終更新:7/18(木) 15:28
乗りものニュース

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事