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放課後行くとこ「川しか…」 生徒の悩みに月1”カフェ” まちづくり部員ら企画/兵庫・丹波市

7/18(木) 11:31配信

丹波新聞

 「放課後は川しか行くところがなかったんです」―。そんな田舎ならではの悩みに高校生が立ち上がった。兵庫県丹波市青垣町の氷上西高校の「まちづくり部」(11人)がこのほど、生徒の放課後の居場所にと、学校近くにある同町佐治の空き店舗で「放課後カフェ」を初めて開いた。同部員が企画・運営するもので、メニューも部員が考案し、自分たちでこしらえたカップケーキなどを全品100円で提供。今後も毎月1回、定期的に開催する計画で、地域住民も気軽に立ち寄れる居場所にする。

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 同部は市内のイベントに出店したり、運営を手伝う活動などに取り組む。今年度の活動内容を話し合う中で、放課後に高校生が集まって語り合える場所を設けようと検討。カフェスタイルにすることで気軽さを演出できると考え、空き家活用などに取り組む関西大学佐治スタジオ(同町佐治)室長の植地惇さん(28)に開催場所を相談。物件を紹介してもらった。

 初回は、地元の空き家活用サークル「佐治倶楽部」が管理する「本町の家」で開催した。囲炉裏付きの長机がある落ち着いた雰囲気の店内で、さっそくテスト終わりの同校生15人ほどが来店。紅茶やジュースに加え、3種のカップケーキのほか、コーヒーはミルで豆を挽く本格的な一味を提供した。

 来店した高校生は備え付けられた本を読んだり、スマートフォンのゲームに興じたり、友人と談笑するなど和気あいあいと過ごしていた。来店した男子生徒(3年)は、「良い雰囲気。気軽に入れるし、また来てみたい」と話した。

 カップケーキを作った同部の足立佳生さん(同)と足立花音さん(同)は、「氷上西高生は放課後、川か住民センターしか行くところがないんです」と苦笑い。「予想以上の来店があって驚いた。メニューを増やしたり、いろんなことにも挑戦するので、地域の人にも来てほしい」と話した。

 同部顧問の神崎悠哉教諭(35)は、「高校生には、自分たちで計画したものを形にしていく楽しさを味わってほしい」と話していた。

 随時、同校ホームページで情報発信する。

最終更新:7/18(木) 11:31
丹波新聞

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