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「感染症や外来生物、消費者へ正しい情報発信を」虫ケア用品最大手のアース製薬、川端克宜社長 独占インタビュー(前編)

7/18(木) 16:03配信

東京商工リサーチ

 アウトドアで賑わう夏がやってくる。近年は、夏場にデング熱やジカ熱などの原因となるウイルスを媒介する虫、ヒアリなど外来生物による健康被害が後を絶たず、予防策やケアに関心が高まっている。
 虫ケア用品最大手のアース製薬(株)(TSR企業コード:670006475、千代田区、東証1部)は、「サラテクト」や「アースジェット」、「アースノーマット」などの虫ケア用品で知られるが、今年2月には光触媒で蚊を誘引、捕獲する「蚊がホイホイ Mosquito Sweeper」を発表し、話題になった。
 今回は業界をけん引するアース製薬の川端克宜社長に虫ケア用品業界のトレンドや今後の市場予測、海外展開などの話を聞いた。

-虫ケア用品の国内市場は?
 消費者購入ベースで年間1000億円ぐらい。猛暑や冷夏など年によって多少の上下があり、売上はその都度、一喜一憂する面もあるが、今後も1000億円前後の安定した市場だろう。これから10年後に700億円台に下がるようなこともないが、逆に1500億円を超えることもない。

-国内人口は減少するが、市場規模が変わらない理由は?
 人口は1億2000万人から減少していくのは確かだ。一方で、世帯数は核家族化などを背景に、まだ横ばいが見込まれている。アースノーマットなどの虫ケア用品は、部屋数や世帯ごとに購入される。そのため、虫ケア用品の市場規模の動きは、純粋に人口の動向から述べることはできない。

-近年、感染症やヒアリなどの外来生物による被害が報道され、消費者の関心が高い
 2014年にデング熱、その後はジカ熱、ヒアリの問題が報道され、ウイルスを媒介する虫や外来生物による影響が“スポット的に”注目される。大切なのは日ごろから感染症にどのような危険があり、予防策とケアにはどのようなことが必要かを知っておくことだろう。感染症や外来生物に対する正しい情報発信が重要だ。
 しかし店頭で消費者に正しい情報発信をすることが難しい現状もある。

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最終更新:7/18(木) 16:03
東京商工リサーチ

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