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米地区連銀経済報告:景気は緩慢なペースで拡大、見通し明るい

7/18(木) 3:26配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): 米連邦準備制度理事会(FRB)が17日公表した地区連銀経済報告(ベージュブック)では、米景気が緩慢なペースで拡大したことが示された。雇用の伸びは幾分か減速しつつあり、インフレは引き続き安定もしくはわずかに鈍化したとしている。

ベージュブックでは「貿易関連の不確実性がもたらし得る悪影響に関する懸念は広がっているものの、向こう数カ月の見通しは総じて明るく、緩慢な景気拡大が続くと想定されている」と記された。

労働市場の引き締まりは継続し、賃金に一定の上昇圧力がかかっていると指摘。しかし、北東部では一部の製造業やテクノロジー企業が人員を削減したと記述した。今回のベージュブックは7月8日までに地区連銀12行が集めた情報を基にサンフランシスコ連銀がまとめた。

これによると、労働市場の強さが続いているにもかかわらず、企業は賃金上昇と新たな関税を価格に転嫁できていない状況。「活発な競争のために、企業はコスト上昇を最終価格に十分転嫁できなくなっている」という。

小売り販売は「全般的にわずかに増加」したものの、自動車販売は横ばいだったと言及。

米国の製造業については総じて横ばいながら、数地区では若干の上向きの動きが見られたと記述。ボストン地区の製造業は「関税と貿易政策を巡る不確実性が主要な問題だ」と指摘したほか、フィラデルフィアの企業はこうした状況で投資がさらに先延ばしされたと報告。ニューヨークとシカゴでは製造業活動が落ち込んだ一方、アトランタでは拡大、リッチモンドは出荷と新規受注のわずかな増加を報告した。

一部の地区は輸送業界の健全な拡大を引き続き伝えたものの、活動がやや落ち込んだ地区も複数あった。クリーブランドの運送業者は需要が若干減少しているとし、「将来を心配している」と報告。リッチモンドのトラック運送会社では輸送量が季節的な水準を下回っていると記された。

原題:Fed Says U.S. Economy Trundles Steadily Along, Outlook Positive(抜粋)

(c)2019 Bloomberg L.P.

Christopher Condon

最終更新:7/18(木) 4:31
Bloomberg

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