ここから本文です

家事・育児を後回し、本当に「仕事で疲れている」から? 記者の「言い訳」にツッコミ、見えた考え方のズレ

7/21(日) 7:02配信

withnews

■#父親のモヤモヤ

専業主婦の妻と子ども2人。4人家族の記者(38)が、家事や育児を巡る妻との衝突について「育児『やってるぜ感』抑えた1年」と題して記事を書いたところ、多くの感想が寄せられました。どれも、家事や育児をめぐる夫婦の考え方のズレの本質を突くものばかり。教えを請いに伺いました。(朝日新聞記者・有近隆史)

【漫画】赤ちゃんとの関係、恋人に例えると… 漫画から伝わる、育児のハードさ「少しでも多くの理解者を」

「仕事で疲れている」に疑問

「いつも素直でつっこみがいのありそうな記事をありがとうございます」

そんな感想をメールで寄せてくれたのは、横浜市の女性(57)。どこにつっこみたいのか、まずはこの方におそるおそる話を聞きに行きました。

横浜駅近くの喫茶店で、女性は笑顔で出迎えてくれました。働きながら育てた2人の子どもは、すでに独立しているそうです。率直に感想を聞いてみました。

「私たち世代の男性はそもそも努力しようとしなかったけど、(あなたが)現代の男性として、育児や家事に関わりたいと努力したいという気持ちはよく分かります」と女性は言います。ホッとしたのもつかの間。不思議で仕方ないことがあると続きます。

「(家事や育児を休む理由として)『仕事で疲れているんだから』と言い訳をしていましたけど、どうして気づかないんでしょう」

何に気づいていないのでしょう。

私は自宅に帰ってきて一息をつくとき、ついスマートフォンをいじってしまいます。妻は「家にいるときは、子どもと遊んであげて」と思っているようなのですが、私は「仕事で疲れているんだから、少しぐらい許してよ」とつい思ってしまいます。女性は、この点に疑問を呈しています。

女性は子どもを保育園に預けて職場復帰したとき、「仕事って、なんて楽なんだろう」と思ったそうです。会社員には休憩時間がある。それ以外にも、情報交換という名目でおしゃべりもできるし、煮詰まったらトイレでゆっくり用を足すこともできる。「自分の自由な時間は、ある程度作り出せます」

一方、家庭内で家事や育児を行う場合はどうか。子どもがある程度大きくなるまでは、ゆっくり用を足すこともままならない。ましてや、子どもが危険な目に遭わないか、いつも気を張っていなければならない。「大げさかもしれないけれど、不安と恐怖が常にあります」

1/4ページ

最終更新:7/21(日) 7:02
withnews

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事