ここから本文です

3分12秒後に見つかったボール 観客の携帯を壊したボール…/実況アナ点描

7/19(金) 12:07配信

ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)

シーズンのメジャー最終戦となった「全英オープン」は今年、北アイルランドのロイヤルポートラッシュGCで開催。普段は米ゴルフチャンネルで欧州ツアーをメーンに実況する小松直行氏は今週、ゴルフネットワークで連日ゲスト解説を務める。米国に拠点を置くゴルフアナリストが日々の熱戦の風景を切り取る。

かっこいいおっちゃん

◇◇◇◇◇

68年ぶりに北アイルランドのポートラッシュで開催される「全英オープン」が始まった。ダレン・クラークは北アイルランド中部ダンガノンで生まれ、前妻の故ヘザーさんと結婚したときにヘザーさんの出身地ポートラッシュに住んだ。ロンドンを経てヘザーさんを癌で亡くし、再びポートラッシュに戻った。その翌年、43歳になる夏に全英オープンを制覇した。

クラークは生まれながらのコンペティターだ。今大会3週間前、第1組で最初のティショットを放つのはどうかと打診を受けて一も二もなく受諾。朝6時35分に見事なドライバーショットをフェアウェイに放って1番をバーディ。3番と5番でも獲った。さぞや晴れがましい気持ちだったことだろう。

そのクラークよりも1年早くメジャー勝者となったグレーム・マクドウェルは、生まれも育ちもポートラッシュ。まさにこの全英オープンは一世一代の晴れ舞台だが、出場できたのは先月の「RBCカナディアンオープン」の最終ホールで9メートルのパーパットをねじ込んだからだ。

さて初日は14番で3アンダーにしながらボギーが来て、18番は右ラフへ打ち込んだ球を3分12秒後に見つけたが、今年から球の捜索は3分間に制限されたからロストボールとなった。トリプルボギーで上がった後、キャディバッグを蹴り上げていた。その気持ちはよく分かる。

そして、ああ、ロリー・マキロイ。ポートラッシュから90キロほど南のハリウッドという町で生まれ、「世界中でプレーするようになったいま、ロイヤルポートラッシュのすばらしさが分かる」と言っていたマキロイ。初日の1番のティショットをOB、2球目は観客の携帯画面を粉砕してダブルパー8のスタートで「79」とは…。

1/2ページ

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事