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過去には「周囲と度々トラブル」 京アニ放火、容疑者の実像は

7/19(金) 19:57配信

J-CASTニュース

 33人が死亡、36人が負傷した京都アニメーション火災。放火したとされる住所・職業不詳、青葉真司容疑者(41)は、同社への不満を口走っていたと報じられている。

 青葉容疑者は、一時住んでいるというアパートの隣人らとも度々トラブルを起こしていたが、どんな犯行の動機があったのだろうか。

■7年前には、茨城県内で包丁を持ってコンビニ強盗も

 赤いTシャツにジーンズ姿の男が、路上に膝を曲げた状態で仰向けに横たわっている。2019年7月18日の犯行後に民家前で倒れ込んだ青葉容疑者の写真とされ、テレビのニュース映像などで流された。

 写真を見ると、左手や右足にケロイド状のやけどが見られ、口を開き苦しそうな表情だったという。報道によると、Tシャツはめくれ、腹に刺青のようなものも見えていた。

 駆け付けた警察官が青葉容疑者に問いただすと、男は、京アニに恨みがあるかのように、「パクりやがって」「小説を盗んだから放火した」などとも漏らしていた。京アニの元従業員ではなかったという。

 青葉容疑者はその後、意識不明の重体となり、19日夕現在で逮捕されていない模様だ。

 過去の経歴が一部で報じられており、新聞記事を調べると、青葉容疑者は、2012年6月に茨城県内で包丁を持ってコンビニ強盗に入り、現金2万1000円を奪った。青葉容疑者はその後、警察に出頭して逮捕され、「遊ぶ金が欲しかった」と動機を供述するとともに、「オウム事件の高橋容疑者のように自分も逃げられない」などとも漏らしていたという。

 青葉容疑者は、刑に服した後、さいたま市内の更生保護施設に入寮した。3年ほど前からは、同市内のアパートに1人で住んでいるというが、その状況はよく分かっていない。

 このアパートで、青葉容疑者は、隣人らとトラブルを起こしていたとの証言も報じられている。

ネット上の書き込みなどとの「関係性は判然としない」

 NHKのウェブ版記事などによると、青葉容疑者はアパートの部屋で、2018年夏にゲームかアニメのような音楽を大音量で流し、通報で警察が駆け付ける騒ぎがあった。

 さらに、19年7月14日には、隣部屋の男性とトラブルになった。別の部屋の音を勘違いしてか、男性に対して怒りを露わにし、胸ぐらをつかんで「殺すぞ。こっちは余裕がないんだ」などと口走っていたという。

 報道によると、京アニでは、作品などへのクレームが度々寄せられていた。数年前から社員の殺害を予告するメールなども相次ぎ、警察に被害届を出していた。ネット上の書き込みについても、警察に相談していたという。

 ネット上では、事件当日の朝には「ニュースにデビューしてもいいかい?」とする書き込みが行われていたとして、犯行予告ではないかと一時騒然となった。また、自分の作った言葉を京アニにパクられたと勝手に決めつけて繰り返し行われていた書き込みが事件前日になくなったことと関係があるのではないかとの憶測も流れているが、19日夕時点では、青葉容疑者との関連は不明だ。

 京都府警の捜査本部は同日夕の会見で、18年10月に京アニのサイトに殺害予告の書き込みがあるなどして、同社から被害届が出て威力業務妨害の疑いで捜査中だと明かしたが、「関係性は判然としない」と説明した。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

最終更新:7/19(金) 19:57
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