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クレイジーケンバンド×Suchmos、リスペクトと対抗心がぶつかり合うステージ

7/19(金) 15:57配信

BARKS

7月12日(金)、13日(土)、東京・Zepp Tokyoにて、ホットスタッフ・プロモーションの設立40周年記念イベント<Hot Stuff Promotion 40th Anniversary>の第3弾<HEADZ>が開催された。Suchmosとクレイジーケンバンドがツーマンライブを行った7月13日(土)公演<HEADZ -Beggars Banquet->のオフィシャルレポートをお届けする。

◆<HEADZ -Beggars Banquet-> 写真

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クレイジーケンバンド(以下CKB)とSuchmos。横浜~茅ヶ崎を代表するバンドであり、ロック、R&B、ソウル、ヒップホップなどを血肉化し、卓越したセンスと技術で独創的な音楽に導いてきた両者の“対バン”は、HOT STUFF 40th ANNIVERSARYだからこそ実現した超レアなイベントだ。

今回のイベントに際して制作された『40th Anniversary Magazine HOT STUFF History +(プラス)』でCKBの横山剣(Vo)は「(Suchmosは)ルーツ・ミュージックへの敬意と、それを独自のスタイルに昇華させるセンスに音楽への愛情を感じますね」とコメント。そしてSuchmosのYONCE(Vo)はCKBに対し、「いろいろな顔を持ってるバンドですけど、中身は本物のソウルミュージックだし、レッテルを貼られることを恐れない姿勢もめちゃくちゃカッコよくて」と最大級の賛辞を送っていた。本番当日も互いのリスペクトと対抗心がぶつかり合う強烈なステージが繰り広げられた。

先行はSuchmos。まずは最新アルバム『THE ANYMAL』から「You Blue I」を放ち、濃密なバンド・グルーヴでゆっくりとフロアの熱を上げていく。YONCEは「ホットスタッフ40周年の節目にハマの大先輩たちとやらせていただきます」と挨拶。2階席でライブを観戦していたCKBのメンバーもステージに向かって拍手を送り、オーディエンスから大歓声が巻き起こった。

ソウルミュージックのエッセンスをたっぷり含んだ「Get Lady」、快楽的なバイブレーションと辛らつな歌詞を同時に描き出す「TOBACCO」などを披露。洗練と野性味がナチュラルに共存するリズム・セクション、豊かなルーツミュージックに根差したギター、鍵盤のプレイ、そして、ソウルフルとしか言いようがないボーカルとフロントマンとしての求心力を兼ね備えたYONCEの存在感がひとつになったステージングはまさに圧巻だ。アリーナツアーを経て、このバンドのスケール感は確実に大きくなっていた。


HSU(B)の強靭なベースプレイも印象的だった。病気のため療養していたHSUは、7月7日(日)の朱鷺メッセ 新潟コンベンションセンター公演で復帰したばかり。観客から「HSUさんおかえり!」という声が飛ぶと、HSUも「ありがとう」と笑顔で応えていた。

極上のロックチューン「VOLT-AGE」からライブは後半へ。ラストはSuchmosのアンセムのひとつである「MINT」。大らかで解放的なバンドサウンド、仲間たちに対する思いが共存するこの曲によって、Suchmosのステージはエンディングを迎えた。9月8日に横浜スタジアムで開催される<“Suchmos THE LIVE” YOKOHAMA STADIUM>への期待がさらに高まる最高のパフォーマンスだった。

CKBのライブは、中華街~石川町あたりを描写したグルーヴ・ナンバー「昼下がり」からスタート。ラテン、ソウル、R&Bが混ざり合う「ウォーカーヒルズ・ブーガルー」、アシッドジャズのエッセンスを感じさせる「発光!深夜族」とライブの定番曲を次々と放ち、CKBの真骨頂と呼ぶべきハイブリッドかつ高性能な音楽性を押し出す。

「ホットスタッフ40周年おめでとうございます! そして夢にまで想い描いてきたSuchmosとの共演。CKBは結成22年、デビュー21年ですけど、こういうことがあるなんて、音楽をやっててよかった!」(横山)というMCの後は、8月7日にリリースされるニューアルバム『PACIFIC』から3曲を大盤振る舞い。ホーンセクションを軸にしたロックチューンあり、演歌とGSと歌謡曲とアジア的リズムが融合したナンバーありと、アルバムの充実ぶりをしっかりと感じることができた。

30数年前の夏の本牧市民プールでの匂いが反映された楽曲「タオル」からは名曲の連打。“俺の話を聞けぇぇぇぇ”という大合唱が生まれた「タイガー&ドラゴン」、華やかで解放的なサマーソング「GT」によってフロアのテンションをさらに引き上げる。さらに女性シンガー・Ayeshaをフィーチャーした「I Believe In Miracles」(ジャクソン・シスターズ)のカバーから「空っぽの街角」「Punch!Punch!Punch!」と初期ナンバーをつなぎ、最後にファンクの帝王“JB”ことジェームス・ブラウンのメドレーへ。Suchmosと同様、ルーツミュージックへの愛情と独創性に溢れたバンドサウンドを心ゆくまで堪能できるステージだった。

その後、Suchmosのメンバーも再びステージに登場し、出演者全員で挨拶。SuchmosとCKBのメンバーが握手を交わし、ハグする姿も心に残った。「神奈川県人会でした!」という横山の言葉でイベントは終了。ハマを代表する2バンドが邂逅した、まさに奇跡の一夜だったと思う。

文◎森朋之
写真◎TEAM LIGHTSOME

■<HEADZ -Beggars Banquet->
7月13日(土)
開場17:00/開演18:00
出演:クレイジーケンバンド/Suchmos

【Suchmos セットリスト】
1. You Blue I
2. Burn
3. Life Easy
4. Get Lady
5. TOBACCO
6. YMM
7. DUMBO
8. VOLT-AGE
9. OVERSTAND
10. MINT

【クレイジーケンバンド セットリスト】
1. 昼下がり
2. ウォーカーヒルズ・ブーガルー~Part2
3. 発光!深夜族~ドラ
4. 風洞実験
5. Disc Jockey~Part2
6. KARAOKE International
7. タオル
8. Let's Go CKB~タイガー&ドラゴン
9. ドラ~Shock HAWAIIAN Shock~ドラ
10. Where is the love(Ayesha&Tetsuni)
11. GT
12. Miracles~空っぽの街角~Punch!Punch!Punch!
13. JBメドレー

最終更新:7/19(金) 15:57
BARKS

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