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ナビタイム大西社長が語った「MaaSの世界」、5G時代に移動サービスが統合される未来とは?

7/19(金) 14:50配信

トラベルボイス

今、注目を集めているMaaS (Mobility as a Service)。経済産業省と国土交通省が今年4月からモビリティサービスの社会実装に挑戦する地域を支援するプロジェクト「スマートモビリティチャレンジ」を開始するなど、国もMaaSの取り組みを本格化させている。先日開催されたKDDI 5G SUMMIT 2019では、MaaSを積極的に推進するナビタイムジャパンの大西啓介社長が、5Gサービスの展開で拡大するMaaSの世界について講演。地域課題の解決とともに観光分野での活用について、そのビジョンを語った。

所有から「必要な時に賢く利用する時代」へ

MaaSが世界で初めて社会実装されたのはヘルシンキ。「MaaS Global」というベンチャー企業がモビリティオペレーターアプリ「Whim (ウィム)」を開発したことに始まると言われている。Whimは2016年に実証実験を行った後に正式にサービスの提供を開始。公共交通、タクシー、レンタカー、シティバイク、カーシェアリングなどヘルシンキ市内のあらゆる交通手段を網羅し、月額料金を払えば対象の交通機関が乗り放題。予約から決済までを一括して管理する。

現在、フィンランドのほかにベルギーやイギリスにもサービスを拡大。2019年には日本に進出するのではないかと言われている。

大西氏は、Whimに代表されるMaaSが可能になる条件として、「情報通信技術の発達による資産共有の効率化」という技術的側面と「所有中心の購買価値観の変化」という社会的背景を挙げる。そのうえで、日本の社会的変化について言及。パーク24のカーシェア事業の売上の伸びとトヨタ自動車の国内販売台数の推移を比較したうえで、「日本でも『所有する時代』から『必要な時に賢く利用する時代』になっている」との見解を示した。あるコンサルティング会社の調査によると、2030年にはカーシェアなどのサービス関連による売上高が自動車の販売額を上回ると試算されている。

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最終更新:7/19(金) 14:50
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