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≪ブラジル≫まだまだ発覚、2014年ワールドカップ汚職=スタジアム建設に関する新たな疑惑の捜査開始

7/19(金) 21:24配信

ニッケイ新聞

ブラジル経済防衛行政審議会(Cade)が17日、2014年のW杯にまつわる競技場建設で組まれたカルテルに関する捜査を始めた。
 カルテルとは、複数の企業が連絡を取り合い、本来なら各企業が各自で決めるべき製品の価格や生産数量などを共同で取り決める行為だ。企業同士の利益を守るためのカルテルは、消費者の利益を損ない、経済の非効率化を招くため、国民経済の健全な発展を阻害する怖れがある。
 W杯との関連でカルテルが疑われているのは、マネ・ガリンシャ(ブラジリア)、マラカナン(リオ)、ミネイロン(ベロ・オリゾンテ)の三つのスタジアムと、アマゾニア(マナウス)、ドゥナス(ナタル)、フォンテ・ノヴァ(サルバドール)、ペルナンブコ(レシフェ)、カステラン(フォルタレーザ)の五つのアレーナの建設工事や改修工事だ。
 競技場に関する工事でのカルテルに加わったと見られているのは、アンドラデ・グチエレス、カリオカ・エンジェニャリア、カマルゴ・コレア、OAS、ケイロス・ガウヴォン、デルタ、グループ・オデブレヒト、ヴィア・エンジェニャリアの建設会社8社で、関係者36人も捜査対象となっている。
 Cadeによると、これらの企業は、ブラジルでのW杯開催が決まった2007年10月から互いに連絡を取り始めており、2008年の後半にその動きが活発化。関係は、事業契約が結ばれた2011年の半ばまで保たれていたという。
 W杯絡みのカルテルに関する捜査は、アンドラデ・グチエレス社の司法取引供述が糸口になっていると。2014年のW杯は広大な国土に12もの会場を設けて開催されたが、競技場や周辺部で予定されていた工事が期日までに完成せず、州政府が未だに巨額の負債を抱えているなどの問題も起きている。

最終更新:7/19(金) 21:24
ニッケイ新聞

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