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軽自動車は万が一の事故の時不安!?そんな声にホンダが応える!

7/19(金) 10:30配信

MOTA

日本一売れている車種だからこそ安全に!

軽自動車の中で圧倒的な人気を誇るホンダ N-BOX。4年連続で軽自動車販売台数ナンバーワンに輝いただけではなく、2017年度、2018年度と2年連続で日本で一番売れた車種となっているのだ。2018年度の登録車ナンバーワンの日産 ノートが131,760台だったのに対し、N-BOXは239,706台と2倍近い台数となっているところからもその人気ぶりが分かるだろう。

■N-BOX 対 インサイト 衝突実験の様子(画像20枚)

それほど多くの人に選ばれるN-BOXに代表されるNシリーズだけに、安全性が気になるユーザーも少なくないだろう。どうしても決められたボディサイズに収めなければならない軽自動車は、普通車に比べると万が一の事故のときに不利になってしまうイメージがあるかもしれない。

そこで今回は、栃木県にある本田技術研究所で開催されたNシリーズ安全取材会に参加し、Nシリーズの衝突安全性能と予防安全性能はどれほどのものなのかをこの目で確かめることにしたのである。

目の前で見る衝突実験に衝撃が走る

まず我々が向かったのは、栃木県芳賀郡にある本田技術研究所オートモービルセンター内の屋内型全方位衝突実験施設。2000年4月に完成したこの施設は、屋内全天候型としては世界初の「車対車」全方位衝突実験施設であり、合計8本のコースが放射状に設けられ、正面衝突や側面衝突、追突まで、15°刻みで全方位からの衝突形態を再現することが可能となっている。

今回は特別に衝突実験を実際に行うところを見ることができた。JNCAPなどの試験動画などでは目にすることがある衝突実験だが、目の前でその瞬間を見るというのは非常に貴重な体験である。よくよく考えてみれば、日常生活においても目の前でクルマ同士が正面衝突する場面を目撃することは稀だろう。

実験はN-BOXとインサイトを用いたラップ率50%のオフセット衝突実験で、運転席側同士がぶつかるパターン。速度はどちらも50km/hで相対速度は100km/hとなる計算だ。

テスト開始を知らせるブザーが鳴り響いたあと、両車がスルスルと走ってくる。実際にエンジンをかけて自走するわけにはいかないのでワイヤーで引っ張られているワケだが、音がしないのは若干の違和感があるな……と思った瞬間、施設に轟音が鳴り響いた。

この轟音の正体はクルマ同士が衝突した音ではなく、エアバッグが展開した音だ。衝突音もそれなりに大きかったが、火薬を用いて展開するエアバッグの音の方が明らかに大きく、ビクッとなってしまったのはここだけの話である。

衝突したクルマの方はと言うと、同じ速度(50km/h)で衝突したにもかかわらずN-BOXの方が大きく弾き飛ばされた形で停車していた。これはN-BOXの車重が約900kgなのに対してインサイトが約1400kgであり、重量比で言うと1:15ということになる。その結果、N-BOXの方により大きな衝撃が加わったという証拠なのだ。

しかし、大きく破損した見た目とは裏腹に、N-BOXの運転席側ドアはなんの工具も必要なくあっさり開き、乗せられたダミーの足元などにも十分な空間が確保されていた。これだけ空間が確保されていれば、重篤な障害を負う可能性は低いだろう。さすがはJNCAPの衝突安全性能評価で星5つを獲得したN-BOXである。

なお、N-BOXをはじめとするホンダ車は「コンパティビリティ対応ボディ」を採用している。これは左右に存在するサイドメンバーの前端をクロスメンバー状に接合することで、点で衝撃を受けるのではなく、面で衝撃を受けることで衝突エネルギーを分散するというもの。これによって受ける衝突エネルギーの吸収は当然ながら、相手側への攻撃性も低減するスグレモノのボディ構造なのである。

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最終更新:7/19(金) 10:30
MOTA

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