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米下院議員、Facebookに質問の嵐──マーカス氏、公聴会でペース乱さず

7/19(金) 13:28配信

CoinDesk Japan

プラットフォームからの排除の懸念

前日の上院銀行委員会の公聴会と同様に、今回もマネーロンダリング(資金洗浄)から金融上の安定性に関して、そしてリブラが上場投資信託(ETF)もしくは銀行として規制されるべきかどうかに至るまで、議員たちは幅広くマーカス氏を追及した。

民主党のブラッド・シャーマン(Brad Sherman)下院議員(カリフォルニア州)は、おそらく議会における最大の仮想通貨反対派であり、どういうわけかリブラが9/11の同時多発テロよりもアメリカにとって大きな脅威だと示唆した。

それに比べたら落ち着いた他の議員たちは、リブラプロジェクトが「体系的に重要」、つまりワシントンの官僚たちの言うところの「破綻させるには大きすぎる」ものになってしまうのではないかと疑問を呈した。

公聴会に参加した共和党議員たちは民主党議員ほどには攻撃的ではなかったが、それでも辛辣な質問をした。

例えば共和党のショーン・ダフィー(Sean Duffy)下院議員(ウィスコンシン州)は、フェイスブックのイノベーションに関してマーカス氏を称賛したが、フェイスブックが主力のソーシャルメディアで行ったのと同様に、リブラもマイロ・ヤノプルス(Milo Yiannopoulos)氏やルイス・ファラカン( Louis Farrakhan)氏のような物議をかもす論客のプラットフォーム利用を禁止するかを尋ねた。

「個人的には、人々が自分のお金で何をするかについて口出しするようなことをするべきではないと考えています」とマーカス氏は答えたが、そのような方針はリブラ協会コンソーシアムの運営評議会が決定することだと補足した。

オカシオコルテス議員の意見

ソーシャルメディアに精通し、社会主義的な経済上の姿勢で知られる民主党の若手議員アレクサンドリア・オカシオコルテス(Alexandria Ocasio-Cortez)氏(ニューヨーク州)は、通貨に関する興味深い歴史を取り上げた。

オカシオコルテス議員は、通貨リブラは、企業がかつて従業員への支払いに利用した民営マネーの一種スクリプ(scrip)のデジタル版になると示唆した。(例えば炭鉱作業員や伐採作業員は、会社の運営する店舗で利用できるスクリプトで給与を受け取っていた)

かつてオンライン決済サービスのペイパル(PayPal)の社長を務めていたマーカス氏は、スクリプという言葉に馴染みがないと述べた。

オカシオコルテス議員は、グローバル通貨になることを狙うリブラのガバナンスについても疑問を投げかけた。「リブラ協会のメンバーは民主的に選ばれたのですか?誰が選んだのですか?」と、議員はマーカス氏に尋ねた。

マーカス氏は、一定の要件を満たせば、メンバーへの道は開かれていると答えた。

「民間企業によって運営される通貨について議論しています」と、オカシオコルテス議員は続け、「リブラ通貨は公共財だと思いますか?リブラは公共財であるべきたと思いますか?」と尋ねた。

マーカス氏は、「それは私の決めることではありません」と答えた。

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最終更新:7/19(金) 13:28
CoinDesk Japan

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