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出版社の営業部長が脱サラしてオープン! 通いたくなるブックバー。

7/19(金) 6:32配信

食べログマガジン

オーナー夫婦の気遣いがうれしい、読書もおしゃべりも快適に楽しめるお店

壁一面の本棚と、文庫棚が組み込まれた特製のカウンター。優しくあたたかな空気が流れる店内には、本が大好きなお客さんの朗らかな声が心地よく響いています。

2016年4月にオープンしたブックバー「余白」を経営するのは、根井浩一さん・純子さん夫妻。

本好きが集まる余白では、常連・初見に限らずお客さん同士の会話がよく弾み、すぐに仲良くなります。

また、「この人は静かに本を読みたい人だろうな」という雰囲気のお客さんが訪れれば、そっと奥の席に案内。そのうちに他のお客さんの会話に興味を示すようなことがあれば、一緒に会話を楽しめるように、根井さん夫婦がさりげなく気を遣ってくれます。

25年間勤めた出版社では、最後は営業部長だったという浩一さん。会社を辞める3年ほど前から、小さなお店を純子さんと一緒にやっていきたいと考えていました。

そもそもは「最初は古本屋をイメージしていましたが、それだけじゃ成り立たないから、奥に小さなカウンターでも設けてお客さんに乾きものでも提供しようか……」という話でした。しかし、本を読みながらお酒を飲むのが大好きな浩一さん。

「じゃあ、つまみがほしいよね」「だったらランチもやらない?」と純子さんに提案するうちに、気づけば古本屋ではなくブックバーを開こうという話に膨らんでいきました。

村上春樹のファンである浩一さん。お店を開く時に、村上春樹さんが読者からの質問を受け付けていた期間限定サイト「村上さんのところ」に「路地裏に小さな店を出したい」というメールを送りました。

村上さんからは「なかなか素敵そうなお店ですね」という言葉とともに、大学在学中にジャズ喫茶を開業していた村上さんならではの的確なアドバイスをもらえたことが、浩一さんの背中を押しました。

村上さんからは、夫婦でお店をやるならば「喧嘩しないように、仲良く」というコメントももらったそうですが、たまには険悪になる時も。

「でも、お客さんの前でそんな空気は出せません。なので、開店前はひと言も口をきかなくても、“しょうがないな”と笑顔で働いているうちに、気まずかったことなど忘れてしまうんです」と純子さんははにかみます。

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最終更新:7/19(金) 6:32
食べログマガジン

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