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駅前に「手ぶらでバーベキュー」施設 国鉄千葉機関区跡地にオープン

7/20(土) 17:45配信

レスポンス

総武線・外房線・内房線、京成千葉線、千葉モノレールが接続するターミナル、千葉駅。この駅に、「仕事帰り、買い物ついでに、手ぶらでバーベキュー」をうたうオープンBBQ施設が出現した。その名も「THE BBQ GARDEN」。11月24日までの期間限定駅前バーベキュー会場だ。

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この THE BBQ GARDEN 。炭火で焼く熱々な道産牛、特大たらば蟹、道産ホタテなども心惹かれるけど、鉄道好きにはこの現場がまた熱い。

実はこの THE BBQ GARDEN が出現した地は、もともと国鉄千葉機関区があった場所。千葉機関区が移転したあとは、千葉鉄道管理局の社屋になり、そのあとJR東日本千葉支社の建物が存在していた。

ちょうど THE BBQ GARDEN の入口付近には、 「礎 十河信二」「千葉機関区の跡」と記された石碑と蒸気機関車の動輪によるモニュメントがあった。ここは、千葉の鉄道史をたどるうえで、避けて通れない現場だ。

千葉に生息していたころの蒸気機関車の煙が、60年の時を経て、バーベキューの炭火焼き肉の煙に変わった……というわけで、実際に THE BBQ GARDEN に行ってみると、これが「仕事帰り、買い物ついでに、手ぶらでバーベキュー」とうたうのに、本格的で難しい。

「機材や炭、食材などの準備はいっさい不要。持ち込みもOK」というので、さっそく食材を網のうえにのせて、40種類以上あるアルコール類から選んで、乾杯。成田エクスプレスE259系のクラクション、京成電車の足音を聞きながら、ビールと肉をやっていると、週末のキャンプを思わせる雰囲気。でも、まわりを見ると、スーツ姿の仕事帰りビジネスパーソンばかり。

なにが難しいかというと、その焼き加減。「手ぶらでバーベキュー」ながらも、焼き方にはそれなりの技が要るのと、常にウォッチするという縛りがあるから、油断しているとまる焦げに。ここが難しい。「手ぶらでバーベキューだけど本格バーベキュー」という二律背反な部分を残しているところがおもしろい。

「2035年に市区町村が半減し、都心に集中する若者たちはクルマの免許をとらない、とわれわれは見込んでいる。そこで都心型レジャーを考えるうえで、駅前が重要になってくる」

そう話すのは、この THE BBQ GARDEN を手がけるデジサーフ 高橋佳伸 代表。デジサーフといえば、最近は東京総合車両センター(JR東日本)にスポル品川大井町を展開したのが記憶に新しい。

「駅ナカの生鮮食品売り場などで、こうした駅前バーベキュー施設を紹介してくれるようになる。客はそこで食材を入手して、駅前バーベキュー場で乾杯して、さらに駅前の居酒屋などに2次会で移動する。駅から客を呼び寄せて、さらに駅前に点在する飲食店などに客を送り込む、『駅前装置』として THE BBQ GARDEN がある。こうした創客という視点でも、新しい」(高橋代表)

動き始めた、千葉駅前バーベキュー施設 THE BBQ GARDEN 。駅前をにぎわせた三越とパルコの灯りが消え、活気を失った千葉駅前に、THE BBQ GARDEN はどんなにぎわいを呼び寄せるか。

《レスポンス 大野雅人》

最終更新:7/20(土) 17:45
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