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ケビン・スペイシー「未成年男性へのわいせつ行為」被害者証言拒否で起訴取り下げ

7/20(土) 17:10配信

東スポWeb

 未成年男性への性的暴行容疑で起訴されていた米オスカー俳優のケビン・スペイシー(59)について、米国・マサチューセッツ州の検察当局は17日(日本時間18日)、公訴を取り下げたと発表した。被害者とされる男性が重要な証言を拒否したためだとしている。

 スペイシーをめぐっては、複数の男性が性的被害を受けたと告発しているが、刑事訴追されていたのは本件だけ。

 今年1月に始まった公判によると、スペイシーは2016年7月に同州にあるナンタケット島のバーで働いていた当時18歳のウィリアム・リトルさんに酒を飲ませ、体をまさぐるなど、わいせつな行為をしたとされる。

 米FOXニュースによると、リトルさんは同州のテレビ局「ボストンTV」の女性ニュースキャスター、ヘザー・ウンルーさんの息子で、母親らに相談し、17年に刑事告訴した。リトルさん側は、当時の様子をスマートホンで撮影した証拠動画もあるとしていた。

 一方、訴えられたスペイシーは容疑を真っ向から否認。事件があったとされた日にリトルさんのスマホに送ったメールを読めば、無罪が証明されるはずだと主張していた。

 ところがリトルさんは問題のメールをすでに消去し、証拠動画を撮影したスマホそのものも警察に提出した後、紛失したと弁護士を通じて説明。そのため裁判所は今月になってリトルさんに出廷し、証言するよう求めた。

 するとリトルさんは合衆国憲法修正第5条に基づく、自分に不利な供述を強要されることを拒否できる「自己負罪拒否特権」を行使すると宣言。検察側は重要な証言が得られないことから、公訴を断念せざるを得ないと判断。起訴を取り下げると発表した。

 スペイシーをめぐっては、性加害者を告発する#MeTooの動きが活発化した17年。80年代に当時14歳の子役だった男性がわいせつ行為を受けたと告白。スペイシーはすぐに謝罪声明を出したが、当時の記憶はないと釈明した。

 これまで多くの映画に出演しているスペイシーは95年のサスペンス映画「ユージュアル・サスペクツ」で米アカデミー賞助演男優賞を受賞。99年の「アメリカン・ビューティー」では娘の同級生に恋する中年男性を演じ、同主演男優賞に輝いた。

最終更新:7/20(土) 17:13
東スポWeb

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