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映画『東京喰種 トーキョーグール』にみる続編製作の可能性と自信

7/20(土) 9:00配信

オリコン

■「Film makers(映画と人 これまで、そして、これから)」第12回 永江智大プロデューサー
 壮大なストーリーが展開する漫画原作の実写映画化がトレンドになっている昨今の映画界。原作の切り取り方は作品によっては違うが、多くの作品は“次”を期待させるような構成のものが多い。果たしてどんな基準で“続編”は作られるのか――。7月19日(土)に公開を迎えた映画『東京喰種 トーキョーグール【S】』の永江智大プロデューサーに話を聞いた。

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■続編を取り巻く現状

 全世界でシリーズ累計4400万部を超える石田スイにより人気コミック『東京喰種トーキョーグール』。原作は『東京喰種トーキョーグール』と『東京喰種トーキョーグール:re』を合わせると30巻にも及ぶ大作だ。当然のことながら、企画があがった段階から「とても1本では収まらないので、シリーズにしていきたい」という共通認識はあったという。

 しかし、現実的にいまの日本映画界において、企画段階から多額の予算を確保し、何部作にもなるという話はめったにない。『進撃の巨人』や『寄生獣』など、製作段階から二部作で展開することを発表している例もあるが、あくまでレアケースだ。

 この点について、永江プロデューサーは「製作サイドからすれば、最初から巨大なバジェットでシリーズ化するというのは理想的な形ですが、結果を出してからではないと、続編という話に持っていけないのが現状です」と胸の内を明かす。

■劇場興収と配信・DVDなどの二次利用の総合的な“結果”

 結果という意味では、2017年7月に公開された『東京喰種 トーキョーグール』は、興収11億円という数字を残した。永江プロデューサーは「昨今の邦画界の流れのなか、興収10億円というのが一つの大きな壁になっているように感じます。その意味で、10億円を超えたというのは、続編に進むための“結果”はクリアしたという認識がありました」と評価する。

そんななか、もう一つ“結果”という部分で後押しされたのが、二次利用だという。

 「映画は劇場興収がフィーチャーされがちですが、我々は全体的なビジネススキームを組んでいるので、いまの時代で言う配信やDVDのセル、レンタル、さらには海外販売という二次利用の数字というのも重視しています」。

 この部分で『東京喰種トーキョーグール』は非常に高い数字を残した。特に海外でのセールスは好調で、最終的には50~60ヶ国で作品は公開されたという。こうした総合的な“結果”を鑑みて、続編への気運は高まっていった。最終的には第1弾の公開から約1年後、企画として本格的に動き出すことが決まり、2018年9月22日に公式HPにて「続編決定」の情報が解禁された。

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最終更新:7/21(日) 18:25
オリコン

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