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選挙に「行けない」女子大生が感じていること

7/20(土) 12:57配信

BuzzFeed Japan

日本社会に対して思うことがあっても、行動を起こせないことが普通だったーー。いま、この国に暮らす外国人は263万7251人(2018年6月末時点)いる。日本に生まれ、育ってきた若者も増えている。彼らは、選挙権を持っていない。【BuzzFeed Japan / 島田花】

選挙を前にして、いったい何を思うのか。BuzzFeed Newsは都内の大学に通う、外国籍の2人の女子大学生を取材した。

「日本の政治に関心は持てないです。だって関心を持っても何も変えることは出来ないから」

選挙に「行けない」女子大生2人は、口を揃えてこう言った。

「興味はあるけど、選挙権がないから意欲的にはなれない。もし自分に選挙権があったら、もっと知ろうと思ったと思う」

「両親が選挙権がないから政治に興味がないというスタンスなので、その考えに影響されてきたのかもしれません」

そう流暢な日本語で語りあうのは、王思ゆう(わん・すうゆう)さん(22)と米田・ダ・シルバ・レチシア・ひかるさん(21)。

王さんは両親の仕事の関係で9歳の頃に来日し、日本で育った中国人。

米田さんは日系ブラジル人の母とブラジル人の父の間に生まれたブラジル人だ。生まれた時から日本で育ってきた。

小中高と、日本の学校で教育を受けてきた2人は現在、都内の大学に通っている。

選挙権がないから、変えられないと気づいた

国籍も日本での在住期間も異なる2人の共通点は、選挙権のないことだ。

公職選挙法は、選挙権を持つのは「日本国民で満18歳以上」と定めている。

日本で長い間育ってきたが、政治への関心は薄いという2人。しかし、それは外国人として生きてきた日本での経験が積み重なった結果なのだという。

王さんが外国人であることに生きづらさを特に感じたのは、大学進学で上京したときだった。

「物件を探してたんだけど、10件中9件は私が『外国籍』という理由だけで電話口で断られて。すごく大変だった。でも自分には選挙権がないから、その風潮を変えるための行動を起こすことができないんだって、その時に実感したんです」

「私も同じことがあった」と、米田さんも言う。

「『外国人』という一言で済ませられて、基準が明確じゃないことが多すぎるよね」

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最終更新:7/20(土) 12:57
BuzzFeed Japan

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