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<京都アニメ放火>「少しでも力に」「ファンとしてできることを」 悼む声続々

7/20(土) 11:23配信

千葉日報オンライン

 京都市伏見区の「京都アニメーション」のスタジオで起きた放火事件から一夜明けた19日、「京アニ」作品の千葉のファンからも犠牲者を悼む声が相次いだ。火災現場のスタジオを訪れたことがあるという女性は「少しでも力になれたら」と声を振り絞り、ファン歴10年以上の大学生は世界的にも注目される日本のアニメ産業への影響を危惧した。

 千葉市中央区の会社員、冬原亜希さん(24)は京都へ旅行に行くたびにスタジオまで足を運んだ。昨夏も訪れたといい「好きな作品がここで作られているということをかみしめながら見ていた」と振り返り「何があっても好きな作品に変わりはない。少しでも力になれたら」と話した。

 33人が死亡する平成以降最悪の放火事件に声を詰まらせたのは、同社の大ヒット作「けいおん!」のファンという袖ケ浦市の会社員、花田翔太さん(21)。「言葉が見つからない。力になれるよう、寄付や作品のグッズを買いたい」

 「氷菓」などをよく見ていた市原市の大学生、登山萌さん(22)は「作品への影響はどれくらい出るのか。京アニの人たちのことを思うと胸が痛い」と語り、千葉市花見川区の介護士の女性(39)も「あまりにもひどい事件」と憤りを隠せない様子。

 「中二病でも恋がしたい!」の主人公の不器用さに共感し、作中に登場する京都の水族館に「聖地巡礼」するほど好きだという茂原市の高校3年、照岡慎之介さん(18)は「事件を知り本当に許せないと思った。これからの日本のアニメ界を背負う人たちなのに」と表情をこわばらせた。

 富里市の高校3年、中村陸玖さん(17)は「京アニ作品の絵は美しく、人間関係の難しさを描く作風も気に入っている。亡くなった人たちは良いものを作ってきただけなのに心がとても痛む」と目を伏せた。

 2006年にアニメが始まった「涼宮ハルヒ」シリーズを見てファンになった千葉市稲毛区の男子大学生(18)は「ニュースを見て絶句した。建物内にあったかもしれない作画やデータは大丈夫なのだろうか…」とアニメ界にとっても貴重な“財産”の焼失に懸念を示した。

 アニメソング関係のイベントを主宰する旭市の会社員、加藤欽司さん(39)は「自分の好きな作品を作っていた方々が亡くなり、やるせない思いだ」と話す。加藤さんは「冥福を祈りたい。作品を見てグッズを買うことくらいしかできないかもしれないが、ファンとしてできることをしたい」と静かに語った。

最終更新:7/20(土) 11:23
千葉日報オンライン

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