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自衛隊車両、暗闇でどう走らせる? フロントのセンサー状のアレ、「管制灯火」とは

7/20(土) 6:03配信

乗りものニュース

陸自車列、灯火もつけないまま暗闇を走り抜けるナゼ

 2019年4月、陸上自衛隊の普通科部隊が参加する訓練に同行した筆者(矢作真弓/武若雅哉:軍事フォトライター)は、東富士演習場にいました。遠くには街明かりが見えるものの、鼻をつままれてもわからないような漆黒の闇の中で取材をしていると、道路の奥からかすかに車列のエンジン音が聞こえてきました。

【写真】「メガクルーザー」には確かになかった、「高機動車」フロントの管制灯火

 この車列はエンジン音と、時折、踏みつける石の音だけを響かせてこちらに向かってきます。向かってくるクルマは草や偽装網を車体に取り付けた状態でいたため、周囲と完全に溶け込んでいました。しかし、車体前面にうっすらと、小さな光がふたつ浮かんで見えてきました。

 これが、今回お話しする「管制灯火」の明かりです。

 自衛隊は昼夜問わず行動することが前提で、日々の訓練に臨んでいます。特に陸上自衛隊では多くの車両を使うため、大規模な訓練となると、一度に十数両もの車両が一度に移動する、まるで大名行列のような車列ができる場合もあります。

 こうした車両行進の際には、日中であれば先行する車両の後方を追従していけば良いのですが、これが夜間の演習場内、すなわち夜間訓練中となると、まったく勝手が違います。というのもそうした場合、基本的にはヘッドランプを使わずに走行するからです。

 仮にこれが街中であれば、無灯火でもそれなりに周囲を見通すことはでき、車両を走らせることはある程度可能でしょう。むろん、自衛隊車両であっても、平時の夜間に無灯火で公道を走ることは禁じられていますので、あくまで仮のお話です。

 演習場は、おおむね人里離れた場所にあるため、月のない夜ともなると本当に漆黒の闇に包まれます。そうしたなか、かすかな明かりだけを頼りに車両を走らせるのは、もちろん危険がともなう行為です。ではなぜ、訓練中とはいえわざわざそうした危険なことをするのでしょうか。ひとつは「敵に発見されやすいから」という単純なものですが、理由はそれだけではありません。

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最終更新:7/20(土) 12:04
乗りものニュース

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