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スマホの見過ぎ影響? 子供に急増「後天性内斜視」

7/20(土) 22:43配信

テレビ静岡NEWS

最初は“目が寄っている”とは気付かなかった

「最初に気が付いたのは学校の時計が2つに分かれて見えた時です。最初は目が寄っているとは気づかなかった」

愛知県に住む、高校3年生の男子生徒Aさん。2年前の高校1年生のころ、目の見え方に異常があることに気づきました。


高校3年 Aさん
「最初は時々でした。近くは全く大丈夫なんですけど、遠くを見るときはずっと二重に見えている感じです」

医師の診断は『後天性内斜視』。瞳の位置が内側にずれてしまう症状です。

ある日教室の時計が2つに見えて“恐怖心”

Aさんにどのように見えるのか、絵に描いてもらいました。

(教室の黒板周辺に2つの時計を描くAさん)

高校3年・Aさん
「本当の時計は黒板の右上にあるんですけど、一番ひどいときは右目で黒板の右上の時計、左目で黒板の中央上にあるのが両方が見えました。恐怖心は、ものが二重に見えるのでその症状が怖かったです」

高校生や大学生の「斜視」が増加 脳からの信号に異常

1日5時間以上、スマートフォンでゲームをしていたというAさん。スマートフォンの長時間使用が、原因ではないかと診断されました。

浜松医科大学で調査をしている佐藤美保医師は、ここ数年、高校生や大学生の患者が増えたと考えています。

浜松医科大学付属病院・佐藤美保病院教授
「両目で見ようとすると視線がそろわず、内側に寄っているのを急性内斜視(後天性内斜視)といい、それぞれの目はちゃんと動くのに両目で見たときそろわない。脳から目に行く信号が異常になっていると考えています」

原因はまだ特定されていませんが、佐藤医師は患者がスマートフォンを長時間使用している傾向にあることに注目しました。

佐藤医師
「本人や家族の話によるとスマートフォンを長時間していたり、パソコンを長時間見ていた。そういった後から悪くなったり、たくさんやると調子が悪いということです」

「手術」を選択した高校生Aさん

高校生のAさんの母親は、症状が出た半年後に相談を受けました。スマートフォンの使用を控えさせましたが、それでも完治せず手術をすることになりました。

Aさんの母
「スマートフォンの見すぎで目が悪くなる感覚はあったんですけど、斜視になるという認識はなかったです。高校生に『そんなことばかりやって』と言っても仕方ないので、やっているなと言うくらいで野放しにしすぎました。もしこの子が目が悪くて将来就きたい職業に就けなかったら…。そんなことがあっては困るので、きれいさっぱり治そうと手術に踏み切りました」

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最終更新:7/20(土) 22:43
テレビ静岡NEWS

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