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富士山よりも高い場所へ一気に駆け上がる!? アメリカで続くシンプルな登山レースとは?

7/20(土) 17:00配信

バイクのニュース

標高4301mのパイクス山で頂上を目指すハイスピードレース

『パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム(以下PPIHC)』は、1916年から続く古いレースです。標高4301mのパイクス山の頂上まで延びる有料観光道路の約20kmを駆け上がる登山レースです。

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 2013年のエントリーリストを見ると、2輪83台、4輪63台、100周年記念大会となった2016年には2輪35台、4輪63台と、合計100台制限が設けられた。2019年は2輪27台、4輪58台となっており、2輪のエントリーは年々減りつつあります。なぜでしょう?

 そのきっかけとなったのは2012年の“全面舗装化”です。当然のようにレースはハイスピード化しました。

 それまでのPPIHCでは、10分台でフィニッシュすることが栄誉のひとつでしたが、2013年には8分台、2018年には7分台の記録が生まれました(いずれも4輪)。

 2輪も高速化しており、現在のレギュレーションでは市販状態でセパレートハンドルの車両は参戦できません。事実上スーパースポーツ禁止ということです。

 そんなPPIHCですが、そこへ挑む魅力とはいったい何でしょうか?

 公道レースゆえ常に危険と隣合わせであること。ゴール地点が標高4301mという非日常的な環境であること。ひたすら駆け上がる登山レースというシンプルなレース形態。ほかのレースでは見られないユニークな車両の数々。2輪と4輪の併催。それらを統合する「偉大なる草レース」ともいうべき空気感……そうした要素が、PPIHCのおもしろさだと言えるでしょう。

 さらに、PPIHCは変革期にあることも注目したいポイントです。

 2013年から3回参戦した伊丹孝裕さん(元二輪専門誌編集長を経てフリーランスとして活動中)は以下のようにコメントします。

「全面舗装化によって、それまでのオフロードレースからロードレースに変わり、言ってみれば誰も知らないレースになった。だからこそ勝機もある」

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最終更新:7/20(土) 17:46
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