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「投票するのに1万円かかる」人がいること、知っていますか?

7/20(土) 16:46配信

BuzzFeed Japan

投票するのに1万円かかる。泊まりがけで投票に行く。投票するのに片道数時間かかるーー。そんな人たちがいること、ご存知ですか?

海外に暮らす日本人が投票をする制度「在外選挙」。大使館などの在外公館に直接行くか、郵便や国際宅配便で投票用紙を送付するふたつの方法があるがハードルは高く、インターネット投票の導入が議論されています。【BuzzFeed Japan/籏智広太】

「困ってることは、たくさんあります」

そうBuzzFeed Newsの取材に語るのは、「海外有権者ネットワークNY」の竹永浩之さん(53)だ。

海外に暮らす日本人が投票をする制度「在外選挙」。大使館などの在外公館に直接行くか、郵便や国際宅配便で投票用紙を送付するふたつの方法がある。

しかし、そのハードルは決して高くはない。竹永さんはいう。

「 国によると思うのですが、アメリカだと安全に速く送ろうと思えば、投票用紙請求と投票用紙郵送の2回を合わせて1万円は超えると思います」

費用面だけではない。郵便や宅配のシステムが日本ほど高度ではなく、到着が遅れてしまったり、そもそも届かなかったりすることがあるという。

「日本に住んでる『郵便はキチンと届くもの』と思いがちですが、他の国ではぜんぜんそんなことないんですね。遅れて当たり前、みたいな国が実際多いようです」

実際、今回の選挙でもある男性の「一票が無駄になった」というツイートが話題を呼んでいた。機械が住所を誤認したせいで郵送ができずに間に合わなかった、というケースだった。

「往復500キロドライブ」も

「郵便投票のスピードや確実性に関しては、滞在国の郵便システム頼り、という部分が最大の問題だと思いますし、私たちにも日本政府にも改善はできません。基本的にはどうしようもない」

それ以外にも、不便は少なくない。

海外で投票するために必要な「在外選挙人登録」には数ヶ月かかるが、そのことを知らずに間に合わなくなってしまうケースもある。

郵送ではなく直接投票しようにも、在外公館が遠すぎるために片道数時間、あるいは泊まりがけて投票に行く人もいる。

さらに、最高裁判所裁判官の国民審査ができないという問題点もある。これについては、2019年5月にニューヨークに暮らす映画作家・想田和弘さんらが起こした裁判で、東京地裁が違憲判決を下している。

Twitter上にも「一週間以上かかった」「往復500キロドライブ」「間に合わない」などという様々な声が相次いで上がっている。

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最終更新:7/20(土) 16:46
BuzzFeed Japan

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