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今の高校3年生から奨学金の対象者が拡大!注意しておきたい3つのこと

7/20(土) 19:20配信

ファイナンシャルフィールド

【注意1】思ったより早い! 高校3年の6月頃から申し込み開始

次に、奨学金を借り入れるにあたっての注意点をいくつかご紹介します。

奨学金は入学時までに手続きを進めればよいと考えがちですが、申し込みのスタートは高校3年の6月頃からと意外に早いものです。3年の1学期半ばには、奨学金の説明会などを開催する学校もありますので、参加してみましょう。

あわせて、進路先の学費も早めに確認しておくことが大切です。学費は進学先の学校のHPに掲載されています。

国公立は入学金と授業料はどこもほぼ同じ金額ですが、私立は学校や学部によって随分幅があります。特に、医療・福祉系、理工系は高額になりがちな上、授業が忙しくアルバイトが思ったほどできないものです。

下宿する場合は、さらに生活費が上乗せとなります。生活費を書き込めるシートをご用意しましたので、数字を入れてイメージしてみてください。生活費全般は平均額を参考に、家賃は進学先近辺の不動産情報を見ておきましょう。

図表(2)進学後の生活費を計算してみよう

【注意2】受験費用、入学金等初年度納入金には奨学金は間に合わない

奨学金の初回入金は入学後となり、入学金や1年目の前期授業料の納付には間に合いません。入学前にも、受験費用や交通費・宿泊費と案外かさむものです。AO入学の場合、秋ごろには入学金の納付期限が来ることもあるため、心づもりが必要です。

1年目の費用はこれまでの貯蓄で賄うことになります。これだけでおおむね100万円、下宿の場合200万円程度かかる見込みです。

さらに、進学しても盲点があります。ボーナスを前期と後期の授業料に充てようという方は注意が必要です。なぜなら、納付期限がボーナス支給の前になるため。例えば前年の冬のボーナスを残しておいて、新学期の前期授業料を支払うという工夫が必要です。

【注意3】借りる当事者は学生本人

奨学金の債務者は学生本人。つまり、社会人になって返還するのは、あくまで本人であるため、相応の自覚が必要です。

奨学金の返還は借入金額にもよりますが、10年程度から最長20年と長期にわたります。その時期は本人が結婚、出産・子育て、住宅取得等のライフプランを形成する時期と一致します。

だからこそ、奨学金を検討する時は、進学時に何を身につけ将来の糧にするか、真剣に考えるきっかけとしたいものです。

また、親御さんは早めに家計の状況を子どもに伝えることが大事です。その際、一方的に「お金がないから」ではなく、子ども本人の希望と、準備できるお金のすり合わせを丁寧にすることが、満足できる学生生活を送れるポイントです。

執筆者:波多間純子
株式会社bloom代表。ファイナンシャル・プランナー(CFP(R)),キャリアコンサルタント

ファイナンシャルフィールド編集部

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最終更新:7/20(土) 19:20
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