ここから本文です

1円玉よりも軽いドローン「ロボ・ビー」が進化したよ

7/21(日) 20:11配信

ギズモード・ジャパン

実は、ハーバード大学でミツバチタイプのドローン「ロボ・ビー」の開発が始まってから、ゆうに10年は経過しているんですよね。

【全画像をみる】1円玉よりも軽いドローン「ロボ・ビー」が進化したよ

デザインは至ってシンプルな、この虫型ドローン「ロボ・ビー」、ここ数年でその機能は格段に進化してきました。「新機能」としては、一か所を連続浮遊するホバリングや、事前定義された経路を飛ぶ飛行路設定がつい最近追加されているようです。またバッテリーを搭載するには本体が小さすぎるため、これまでは、駆動させるには電源のケーブルをつけたまま飛ばさなくてはなりませんでした。ところが去年の8月に電源ケーブルから切り離された、初の単独飛行に成功しているのです。

・ソーラーパネルは120ミリワットの電源を供給

・速度伝達比が低減、アクチュエータのつくりが38%浮遊を向上

・羽根が4枚になって効率性が30%高まる

・ソーラーパネルが羽根を邪魔しないよう、パネルから羽根までの間は3センチ

・インパネでソーラーパネルの信号も改善

でも世間に取りざたされるほどすごい飛行ではなく、実際にはラボの端から端までを飛んだにすぎませんが。 それでも自力で飛んだ事には変わりありません。でも、ほんの数秒ですが浮遊したあとに、セーフティケーブルに支えられ落下しちゃったようです。これを実現するために、今回ロボ・ビーには、さまざまなハードウェアの改良が行なわれています。 ふたつの羽根が追加され、合計で羽根は4つに。これで揚力が38%アップ。 また、重量わずか10mgの世界最小ソーラーパネルも搭載されています。

これらのアップグレードをもってしても、この「Robobee X-Wing」は総重量はたったの259mgしかありません。 (ちなみに、通常のペーパークリップの重さはこの4倍になります) まさに虫なみの超軽量。バッテリーを搭載しちゃったら重すぎて飛べなくなっちゃうんですね。

電源コードをなくすためにつけられたのはソーラーパネル。約120ミリワットの電気を生成するそうです。これはクリスマスツリーについているあのちっちゃな電灯一個を灯す電力に匹敵します。電灯一個の電力でアクチュエータと羽根を動かし、このロボ・ビーは飛べるのです。…一瞬だけどね。飛行を続けるには、Robobee X-Wingにはお日様が必要です。 実験ではハロゲンランプが使用されていました。

これまでにも、犬、チータ、ラバが開発されてきましたが、このハチは ずいぶんながいこと研究が続いてます。それだけ小さなハチの機能性を備えた極小ロボを作るのは難しいということなんです。ロボ・ビーがラボの中を自分の力だけで自由に飛び回れるようになるまでは、あと数年はかかりそうだとか。ましてや風の動きすら読めず、予期せずそよ風にでも吹かれようものなら、コントロール不能になる可能性がある外界デビューは、まだ先の先...のようです。でも...開発は少しずつ進んでいるのです。

そのうち、羽ばたきの音につい反射的に手でつぶしちゃったら、ロボ・ビーだった...なんて時代がくるのかも。ハチのフリしてそっと極小ドローンがあなたを監視する世界が。でもハエたたきでつぶしちゃったら開発費は一瞬でおじゃんですね。

Source: YouTube, Harvard Gazette

Kaori Myatt

最終更新:7/21(日) 20:21
ギズモード・ジャパン

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事