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「あぶない刑事」の撮影地は変わった? 「俺たちの勲章」でも登場

7/21(日) 14:11配信

マイナビニュース

「あぶない刑事」の撮影地は変わった? 「俺たちの勲章」でも登場

ネットもスマホもない昭和の時代、テレビは人々に大きな影響を与えたメディアでした。後に「名作」と呼ばれるドラマの数々が生まれた昭和。今回は、いまも数多くのファンを有する刑事ドラマ「あぶない刑事」(日本テレビ)や松田優作&中村雅俊コンビの「俺たちの勲章」(日本テレビ)などのロケ地に選ばれ、印象に残るシーンが多い、横浜港エリアを取り上げます。

【写真】「あぶない刑事」タカとユージの行きつけのレストラン

名作のロケ地は、昭和、平成、令和を経て、どのように変わったのでしょうか? リアル世代も、そうではない世代も注目です!

「あぶない刑事」の舞台である本牧エリア

1986年(昭和61)に放送された、舘ひろし、柴田恭兵主演のテレビドラマ、「あぶない刑事」。神奈川県警「港署」に勤務する、鷹山敏樹=通称タカ(舘ひろし)と大下勇次=通称ユージ(柴田恭兵)の刑事コンビが、コミカルかつ華麗に事件を解決する名ドラマです。

ドラマの舞台となった横浜港エリアは、この数十年間で、みなとみらい地区を始めとする、大規模開発が進み、撮影時の面影を残す風景の多くが失われてきました。

港署で使われた横浜海技専門学院

その中で、JEIS(一般財団法人日本船舶職員養成協会)の船舶職員養成施設、「横浜海技専門学院」は、当時の姿を色濃く残している貴重な建物。あぶない刑事の神奈川県警「港署」として登場しました。覚えている方も多いのでは?

同学院は、ドラマの設定と同じ本牧ふ頭にあり、撮影時とほとんど変わらない姿を留めていました。署内の撮影セットは受付窓口、警ら課、交通課、少年課、捜査課、通信指令室、取調室が全て同一フロアに配置されており、写真のエントランスの雰囲気と違和感なく連動していました。

タカとユージの行きつけのレストラン

ドラマの中で頻繁に登場した新山下にある「ハーバービュー・レストラン」は今も健在。神奈川県警「港署」の設定で登場した「横浜海技専門学院」から徒歩20分弱の所にある同店は、タカとユージの行きつけの店。

真山刑事(浅野温子)や仲間たちと、ひとときを過ごすシーンが印象的でした。


横浜クルージングクラブ(Y.C.C)は1977年(昭和52)に発足した伝統ある会員制クルージングクラブ。新山下の海を中心に、各種イベントの開催や安全講習会、親睦会等を積極的に行っていたとのこと。

現在はレストラン営業しておらず、2階のスペースをイベント会場として利用できるそうです。今回、特別に許可をいただき、ハーバービュー・レストランを取材させていただきました。店内には、タカとユージが座った4人がけのテーブル席も残っていました。

山下公園エリアに変化は?

次に向かったのは横浜港を代表する観光スポット「山下公園」。新山下方面から公園内に入ると、まず目に飛び込んでくるのが「氷川丸」。同船内で麻薬取締官の殺害現場を目撃した少年(ショウヘイ)を護衛しながら捜査を進めた第17話「不信」の舞台として登場しました。

氷川丸の左手に広がる海へ張り出した楕円状のバルコニーもロケ地に使われました。このアングルは、港署の巡査が何者かに殺害され、拳銃を奪われ、その拳銃で風俗店勤務の女性が殺害される第25話「受難」に登場。

捜査が思うように進まず、謎の女にハメられたユージがタカに事情を軽妙なトークで説明するシーンが印象的でした。

散策コースと化した山下臨港線プロムナード

次に向かったのは、山下公園と赤レンガ倉庫の中間地点にある「山下臨港線プロムナード」。山下ふ頭の貨物支線であった「山下臨港線」が廃止されたのは、くしくも「あぶない刑事」が放送された1986年(昭和61)のこと。

撮影時は観光地化されておらず、車両が雑然と駐車している港内の一角でした。高架下をF31レパードが疾走する場面は、いまも語り継がれる名シーンの一つ。

「俺たちの勲章」にも登場した赤レンガ倉庫エリア

神奈川県庁本庁舎(キングの塔)、横浜開港記念会館(ジャックの塔)と共に「横浜三塔」の一つに数えられる横浜税関本関庁舎「クイーンの塔」。

新港橋からクイーンの塔を臨むこのアングルは、タカとユージが、関内に潜伏している殺人事件の容疑者(竹内力が演じる長谷川)と事件を解決する第38話「独断」に登場しました。

次に向かったのは「あぶない刑事」はもちろん、松田優作&中村雅俊のコンビが活躍する青春刑事ドラマ「俺たちの勲章」タイトルバックのロケ地としても有名な「赤レンガ倉庫」。

明治政府により建設された同倉庫は、1989年(平成元年)に保税倉庫の役割を終え、広場と公園を備えた観光スポット「赤レンガパーク」として整備されました。

1975年(昭和50)に放送された「俺たちの勲章」。横浜にある相模警察(架空組織)の捜査一係に勤務する中野祐二(松田優作)、五十嵐貴久(中村雅俊)という性格の異なる若手刑事コンビの活躍を描いた青春刑事ドラマです。

そのオープニングのタイトルバックとして登場するのが写真の1号館角。この日はワゴンや植木鉢が置かれていましたが、その重厚な佇まいは44年前とほとんど変わりません。

オープニングシーンに登場した関内・中華街

JR関内駅近くの伊勢佐木町モールは、「俺たちの勲章」オープニングシーンのロケ地で大きく変化した場所の一つ。道路の両サイドにあったモールは撤去され、ISEZAKICHOの看板も位置が変わりました。

オープニングシーンでは、閑散とした伊勢佐木町モールをポケットに手を入れ、真っすぐ歩いてくる二人の姿がカッコよかった!

次に向かったのは、これもオープニングシーンを飾る横浜中華街のゲート「善隣門」。当時の赤を基調としたゲートは建て替えられ、ブルーを基調とする新しいゲートになりました。横浜大飯店の看板はオープニングシーンとほぼ変わらない位置にあります。

あぶない刑事ではおなじみの「スターダスト」&「ポーラスター」

最後はJR東神奈川駅、京急線仲木戸駅から徒歩15分ほど。R15の横断歩道を渡り、村雨橋と千鳥橋を渡った右手にある、バー「スターダスト」&「ポーラスター」へ。

現在も営業中の貴重な存在で、あぶデカファンにはおなじみのロケ地です。町田刑事(仲村トオル)が拘束されていた現場として登場した第2話「救出」、犯人立てこもりの現場となった第7話「標的」など、数々のシーンを飾ったスターダスト&ポーラスター。


古き良き昭和の香りが漂う同店ですが、スターダストは常時オープンのバーとして、ポーラスターはイベントやパーティーなどの貸し切り用として営業を続けているとのこと。


二つの昭和刑事ドラマの代表的なロケ地散策、いかがでしたか? 数十年の時を経て、観光スポットなどへ様変わりした場所もあれば、撮影時の面影を色濃く残す場所もありました。

しかし、さすが港町ヨコハマ。そのエキゾチックな風景の中から、若き日のタカ&ユージ、ナカノ&アラシの息づかいが聞こえてくるようでした。

永澤嘉己

最終更新:7/21(日) 14:11
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