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障害者が国政に打って出る理由 「障害者が幸せな社会はみんなが生きやすい社会」

7/21(日) 9:02配信

BuzzFeed Japan

自立生活を送る上での壁

さらに、障害者が暮らす施設では入浴時間を減らされたり、外出での門限が午後3時に定められていたりするなどの様々な差別があったことを明かした。

そして、施設からは病気が進行し意思疎通できなくなったら退去するようにとも言われ、一人暮らしをすることを決めた舩後さん。ヘルパー派遣を受けるために障害者福祉サービスを申請したところ、今度は行政の壁に阻まれる。

「市役所からは『すぐには(公的な介護支給は)出ませんよ。3ヶ月ぐらいかかります』と言われました。みなさん、おかしいと思いませんか? 一般的に人工呼吸器をつけた人が、3ヶ月間、自費でヘルパーをお願いすることができると思うでしょうか?」

「そもそも自立支援とは障害者が自立した生活を送るための制度です。施設を出て、一人暮らしを始めた時点で適応されなければ生活はできません。この制度をめぐって、障害福祉サービスの利用時間を確保するために裁判を起こしているケースも多々あります」

「でも裁判を起こさないと獲得できないということはあってはいけないことだと思います。結局、僕は(公的な介護の申請が通るまでの期間)180万円を自費で払いました。障害者自立支援法とは、障害者の日常生活、および社会で自立を目指す法律のはずです」

しかも、もし当選して政治活動を始めたとしたら、現在利用している障害福祉サービスが受けられなくなる懸念も語った。

「なぜなら自立支援法と言いながら、職場にヘルパーがついていくことは禁じられているからです。障害者は働くなと言うことでしょうか? この部分は絶対に変えなければいけません」

「障害者が仕事を持つことこそ、自立支援だと思います。それなのに、歩けない人のお手伝いがなぜ法律で禁じられているのか。全身麻痺でも働ける障害者はいます。能力はあっても国の法律で制限されても良いのでしょうか?」

さらに、慢性的なヘルパー不足があることを指摘し、介護職の待遇改善をしていくことを訴え、5年前に松戸市議選に立候補した時のスローガンを掲げて締めくくった。

「強みは障害者。だから気づけることがある。僕が議員になったら、全難病患者、障害者を幸せにするために働きます。全難病患者、障害者が幸せな社会はみんなが生きやすい社会です。人の価値が生産性で測られない社会を目指します」

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最終更新:7/21(日) 9:41
BuzzFeed Japan

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