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「骨が折れる音が聴きたいし、匂いを嗅ぎたい」松田翔太が実写版『東京喰種』でみせた狂気。監督が明かす

7/21(日) 14:22配信

BuzzFeed Japan

「東京喰種【S】」は人を喰らわないと生きていけない喰種が跋扈する世界を描く。原作は累計発行部数4400万を超え、アニメ、舞台、そして2017年には実写映画「東京喰種 トーキョーグール」が公開された。その第二弾が本作だ。前作の萩原健太郎監督からバトンを引き継ぎ、本作のメガホンをとったのは、1988年生まれの川崎拓也氏、平牧和彦氏。MVやCMを撮ってきた若き監督たちが生み出したのは、美しさと狂乱で構築されたリアルな喰種の世界だった。中でも光るのが松田翔太演じる「変態」月山の存在だ。【BuzzFeed Japan / 嘉島唯】

松田翔太の不敵な笑み【画像】

「続編」の足掻き――異常な世界を伝える衝撃的な冒頭

――実写第二作目となると、途中から話が始まるので、物語を作るのが難しそうに見えます。設定の説明も必要ですよね?

川崎:冒頭は慎重に作りました。実は、一度全部作り終えた後に、タイトルシークエンスを別で作ったんです。

喰種の世界をどうやって説明すれば良いのか?前作とどうやって橋渡しをすればいいのか?

当初は過去素材を使った回想シーンを作って、説明しようとしたんですけど、それってちょっとダサい……。だから工夫をしたいと思って。

平牧:前作の映像を東京の路上にプロジェクションマッピングで実際に映し出してみたんです。そうすると東京喰種の世界観の説明もできるし、東京という舞台にリアルさが出るかなと。

――その後にいきなり松田(翔太)さん演じる月山の捕食シーンが描かれていて。

川崎:そこはすごくこだわりました。今回は月山をメインに描いているので、無理やり冒頭に月山の狂気じみた捕食シーンを入れさせてもらって。

平牧:あのシーンを見れば「人を喰らう」存在もわかってもらえるし、その中でも特に月山が偏執的な美食家であることを印象付けられるかなと思いまして。あと、どうしても、実際に東京に喰種が跋扈しているように見せたかった。

――非常にリアルな描写が多く、マンガ実写というよりホラー映画のような……。

平牧:現実味のある作品にしたかったんです。というのも、前作からアップデートしたい気持ちがあって。ただ、前作はハリウッド的な演出でとてもクオリティが高く、評判も良かった。

だから、そっちの方向で行っても勝てないだろうと思ったので、逆を行ってドキュメンタリーを意識しました。長回しでカメラを回したり、ほぼロケで撮影しました。

平牧:前作はセットをふんだんに使っていたのですが、今回は現実世界にある場所が多いです。カネキがバイトをしている喫茶店のあんていく、喰種レストラン、喰種たちが集うバー……。

川崎:ロケだから、撮影中に電車が通っちゃって中断したりするんですよ。長回ししてるのに音が入っちゃう。「あと5分で電車通るのでちょっと撮影待ってください!」みたいな(笑)。でも、変えられないリアリティだから。

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最終更新:7/21(日) 14:22
BuzzFeed Japan

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