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「骨が折れる音が聴きたいし、匂いを嗅ぎたい」松田翔太が実写版『東京喰種』でみせた狂気。監督が明かす

7/21(日) 14:22配信

BuzzFeed Japan

――カネキも人間と共存したいと甘いこと言うし。

川崎:なんか……山本さんがそのままトーカみたいだったんですよ。

10代っぽい悩み方っていうのかな、モヤモヤしてるけれど、戦ったら強い。そういう意地の張り方がリアルに見えたんです。

平牧:松田さんと窪田さんはじめバケモノ級の役者に一生懸命についていってる。そのひたむきな姿がトーカっぽくて。

主役なのに「何もしない」カネキとその意味

――主役のカネキの立ち位置はどうでしょう?

川崎:今回の物語だと、カネキは変態的なヤバい奴、怒っている女の子、人間との関わり方を模索する奴を「見ている」プレーンな存在。自分が知らない世界をなんとか理解しようと辛そうにしているのが大事で、何もしない。

平松:窪田さんは、カネキのような演技をするんです。自分の意思は確かにあるけれど、周りのいろんな演じ方に合わせる、享受する感じ。それが結果的にモンスターみたいなんですけど(笑)。

川崎:とはいえ、「何もしない」と映画としてはちょっとストーリーが足りないので、何かやってほしいと思っていて。喰種新参者として、特異な世界で翻弄されて、何もできないフラストレーションが溜まって……ようやく爆発する。

その変化を見て、トーカが最後の最後でちょっと変わる。高校生活が少し……。

――かなり日常的に変化を描いてますよね。静か、というか。

川崎:僕は「東京喰種」って、ねっとりした所が良いなと思っていて。当初、脚本を詰めるとき、さっぱりした綺麗なエンディングを模索した時期もあったんですけど、それって「東京喰種」じゃないなと。

人を喰らう設定こそショッキングですが、喰種も喰種で各々違った悩みを抱えていて、解消されたり、されなかったりする。でも、それぞれが必死に生きてる。だから大団円よりも、誰かがちょっと少し前向きになって終わるようにしたかった。それが「東京喰種」の好きなところなので。

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最終更新:7/21(日) 14:22
BuzzFeed Japan

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