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ソフトバンク、大逆転V逸16年以来の6連敗 2位日ハムと2差

7/21(日) 7:32配信

西日本スポーツ

 ◆楽天1―0ソフトバンク(20日・楽天生命パーク宮城)

 ホークスが歴史的な大逆転でV逸した2016年以来の6連敗を喫した。梅雨空の仙台で無失点投球を続けていた和田毅投手(38)が右脚の違和感で5回途中に降板。リリーフ陣も踏ん張ったが8回にエラーも絡んで失点した。前日は8回まで完全投球を許した打線は、この日も沈黙。楽天に悠々と完封リレーを許した。2位日本ハムとは、とうとう2ゲーム差。3年前の悪夢がよみがえる。

【写真】一礼してベンチを引き揚げる工藤監督

 試合終盤から楽天生命パーク宮城を包んだ霧は、まるで今のホークスにのしかかる重い空気のようだった。互いに無得点のまま迎えた8回。1死から茂木の放ったゴロは、捕球しようとした遊撃高田の手前でわずかにイレギュラーした。高田がはじいた打球が中堅方向へ転々とする間に、茂木は二塁へ。痛恨の失策で得点圏への出塁を許した。

 続く島内の打球はバットの芯を外れた当たりだったが、三遊間深くへ転がり内野安打となった。1死一、三塁から浅村が右翼へ犠飛。失策で出塁を許した茂木に先制のホームを踏まれた。1点を追う直後の攻撃はあっさりと三者凡退。エラーと内野安打と犠飛で失った1点だけで、敗戦だ。今季ワーストを更新する6連敗。敗戦の責任を背負い込んだ高田は、無言のまま帰りのバスへと乗り込んだ。

 ミスがそのまま黒星に直結したことは確かだが、高田ばかりを責められない。試合後、工藤監督は努めて前向きに「しっかり投手は頑張ってくれているし、本当によく粘ってくれている」と強調。先発和田が5回途中で緊急降板するアクシデントがありながら、高橋純‐椎野と若手投手の踏ん張りで1試合を最少失点にとどめた。それでも白星につながらない原因は、深刻すぎる打線の貧打だ。

 前日19日には、美馬にあわや完全試合という惨敗を喫し、チームは3年ぶりの5連敗となった。試合後には珍しく工藤監督が怒気を隠すことなく「狙い球を絞らせたり指示したりすることもベンチの仕事。明日からは徹底してやらせていく」と明言。この日は前夜の“リベンジ”に強い意気込みを持って臨んだ一戦だったが、6投手の継投の前に散発5安打とまた沈黙した。

 前半戦で2位に7ゲーム差をつけシーズンを折り返したものの、後半戦突入と同時に極度の貧打に陥ったチームは日本ハムについに2ゲーム差にまで迫られた。後半戦ここまで5試合で打線は計4得点。「そういう時もある。(打線が)投手を援護してくれる時もある。投手が我慢するところは我慢して、打線が奮起してくれることを期待していきたい。切り替えてやることが大事」。怒りを隠すことなかった前夜とは一転、工藤監督は祈るように言葉を紡ぎ、前だけを向いた。

◆7試合で打率9厘低下

 ソフトバンクは16年8月6~12日以来、工藤監督就任後ワーストタイで3度目の6連敗。連続1桁安打は今季最長の7試合に伸びた。7試合の安打数は3→8→4→5→2→2→5で得点は全て3以下。7試合連続3得点以下は前述の6連敗した期間を含む16年8月5~14日の9試合連続以来となった。8日に2割5分7厘だった打率は7試合で2割4分8厘まで低下した。

西日本スポーツ

最終更新:7/21(日) 7:32
西日本スポーツ

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