ここから本文です

朝乃山、佐田の海破り7勝8敗 名古屋場所千秋楽

7/21(日) 17:10配信

北日本新聞

 大相撲名古屋場所は21日、名古屋市のドルフィンズアリーナで千秋楽の取組を行い、東前頭筆頭の朝乃山(25)=富山市呉羽町出身、高砂部屋=は、西前頭13枚目の佐田の海(境川部屋)を寄り倒し、初めて上位陣と総当たりした今場所を7勝8敗で終えた。負け越しはしたが千秋楽を白星で飾り「気持ちよく終えることができた」と充実した表情を見せた。

 立ち合いで、すかさず得意の右を差し、左上手を狙った。相手に左に回られまわしは取れなかったが、相手を逃さず寄り倒した。休まず前に出たことについては「それが僕の相撲だと思う」と力を込めた。

 夏場所優勝後の「真価が問われる場所」として臨んだが、勝ち越しはならなかった。「先場所の優勝はまぐれ。そう思われてもいい。それを糧にしっかり稽古し、まぐれだと思われないようにしたい」と自らに言い聞かせるように話した。来場所は番付が前頭2枚目に下がるとの見方もある。

 高砂部屋の千秋楽パーティーが名古屋市内のホテルであり、高砂親方(元大関朝潮)は朝乃山について「勉強の場所となった。悪い癖を直せば三役も見えてくる」と評価した。朝乃山富山後援会から青木仁理事長らが参加し、駒澤北日本新聞社長のメッセージが読み上げられた。(社会部・中島慎吾)

■気持ち切らさず立派

 負け越したのは残念だが、気持ちを切らすことなく、最後まで頑張ったのは立派だ。

 14日目の正代戦が象徴的。踏み込んで左上手を探ったが、得意の右四つになれず左四つとなった。ここで休まず、左からすくってもろ差しになり、寄り切った。千秋楽も巧者・佐田の海に真っすぐ鋭く踏み込み右四つとなり、差し手の返しも良く寄り倒した。

 15日間、前に出る攻める気持ちに徹したことを褒めたい。来場所も上位の厚い壁との対戦が続くが、今場所の経験を生かし、ぜひ三役を目指してほしい。(相撲ジャーナリスト・杉山邦博)

北日本新聞社

最終更新:7/21(日) 17:10
北日本新聞

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事