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ビルに思いを馳せて40年。水戸芸術館『大竹伸朗 ビル景 1978-2019』/茨城

7/21(日) 13:42配信

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■記憶から立ち上がる刹那的な“ビル景”

ふとした何気ない風景に今の自分を重ね合わせる。その心情をひと括りに“これ”というのは難しいですが、丁寧に辿っていくと、浮き上がってくる“何か”を誰もが持っているのではないでしょうか。

【写真で見る】水戸芸術館『大竹伸朗 ビル景 1978-2019』展示作品

現代美術家の大竹伸朗氏は、記憶の断片にあるさまざまなビルを思い起こし、約40年にも渡り、ビルを描いています。

7月13日(土)より水戸芸術館現代美術ギャラリーで始まった『大竹伸朗 ビル景 1978-2019』は、1970年代から現在までに制作された大竹氏のそのような“ビル景”をまとめた展覧会です。

先にも言ったように、“ビル景”は大竹氏が風景をそのまま描いたものではありません。香港、ロンドン、東京といった世界中の都市の湿度や熱、騒音、匂いを無作為につなぎ合わせ、“ビル”という形を持って描く仮想の風景なのです。

今回の展覧会では、未発表作品から最新作まで約600点余りの“ビル景”が一堂に展示されます。前回の熊本市現代美術館の展示のときはなかった大型の立体作品などの新作が数点加わるなど、展示構成、出品作品も大きく変更があるそう。

約40年という歳月と膨大な作品数。そこから重層的に漂ってくる大竹氏の繊細で刹那的な感性を、この機会にぜひお確かめください。

information
大竹伸朗 ビル景 1978-2019
会期:2019年7月13日(土)~10月6日(日)
会場:水戸芸術館 現代美術ギャラリー 茨城県水戸市五軒町1-6-8
開催時間:9:30~18:00 ※入場は17:30まで
観覧料:一般 900円、高校生以下・70歳以上無料
休館日:月曜日 ※ただし7月15日、8月12日、9月16日、9月23日(月・祝/振)は開館、7月16日、8月13日、9月17日、9月24日(火)は休館
TEL:029-227-8111


writer profile
Kanae Yamada
山田佳苗
やまだ・かなえ●島根県松江市出身。青山ブックセンターやギャラリースペース、ファッション・カルチャー系媒体などを経て、現在フリーのライター、編集者として活動中。まだまだ育ち盛り、伸び盛り。ファッションと写真とごはんが大好きです。

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最終更新:7/21(日) 13:42
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