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参院選茨城選挙区 自民・上月氏が圧勝 立民・小沼氏は初当選

7/22(月) 4:00配信

茨城新聞クロスアイ

現新5人が争った参院選茨城選挙区(改選数2)は、再選を目指した自民党現職の上月良祐氏(56)と、立憲民主党新人の小沼巧氏(33)の2人が、新人3人を破って当選した。上月氏は初当選した2013年の約56万票を約5万票下回る約51万票にとどまったものの、小沼氏の約24万票に約27万票差をつけ「自民王国」健在を印象付けた。自民は「ねじれ国会」を解消した13年、岡田広氏が60万票を獲得した16年に続く圧勝。立民は昨年12月の県議選、4月の統一地方選に続いて国政でも本県に足場を築いた。

茨城選挙区の投票率は45・02%で、前回16年を5・75ポイント下回った。

選挙戦は、序盤から上月、小沼両氏が抜け出す形で進み、自民、旧民進系が2議席の“指定席”を今回も分け合った。

上月氏は「自公による安定政権」を掲げ、前回を上回る60万票を目標に圧倒的勝利での再選を目指した。選挙戦は、党所属の国会議員や、6割超の議席を占める県議団に加え、職域・地域支部、支持団体、市町村長、推薦を受けた公明が支援する手厚い布陣。推薦団体は1400近くに達した。各種組織がバックに付く比例候補と公明の比例票底上げにも力を注いだ。

小沼氏は誕生半年余りの立民県連が中心となり選挙戦を展開。「誰も置いてけぼりにしない社会」をスローガンに、5月末の出馬表明から出遅れを挽回した。立民は連合茨城や、同じく連合を支持母体とする国民民主党と候補擁立を巡り二転三転したものの、最終的に候補一本化で合意。両者からの推薦には至らずも、政策協定を結んで一定の協力を得た。

共産党新人の大内久美子氏(69)は水戸市議、県議各当選5回の実績を背に「東海第2原発再稼働反対」などを訴えた。唯一の女性候補だったが、支持の広がりは一部にとどまった。

日本維新の会新人の海野徹氏(70)は、立民公認を得られず維新と同調。那珂市長時代から唱える「東海第2再稼働反対」を主張したものの、浸透し切れなかった。

政治団体「NHKから国民を守る党」新人の田中健氏(53)は街頭活動がほぼなく、既成政党批判の受け皿にはならなかった。(黒崎哲夫)

■上月良祐氏の略歴
参議院農林水産委筆頭理事、自民党農産物輸出促進対策委事務局長、党税制調査会幹事。当選2回。□元農水政務官、副知事、県総務部長。東京大卒。水戸市五軒町2丁目

■小沼巧氏の略歴
党茨城県参議院選挙区第1総支部長。当選1回。□元ボストン・コンサルティング・グループ社員、経済産業省職員。早稲田大卒。鉾田市台濁沢

茨城新聞社

最終更新:7/22(月) 9:09
茨城新聞クロスアイ

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