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今後も続くアメリカとイランの緊張状態~鍵を握るトルコの存在

7/22(月) 15:40配信

ニッポン放送

ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(7月22日放送)にジャーナリストの須田慎一郎が出演。ホルムズ海峡で航行中だったイギリスのタンカーがイランによって拿捕された事件が持つ意味について解説した。

イギリスのタンカー拿捕によりヨーロッパからも非難が相次ぐ

ホルムズ海峡で19日、イランの最高指導者直属の革命防衛隊は漁船と衝突事故を起こしたことを理由として、イギリスのタンカーを拿捕した。これに対しイギリスは直ちにタンカーを解放するよう求めたほか、ドイツ・フランスもイランを非難する声明を相次いで発表し、反発が広がっている。

飯田) 日本時間の20日午前0時頃ですが、イギリス船籍のタンカーがホルムズ海峡を航行中に複数の小型艇とヘリコプターに囲まれた後、連絡がとれなくなったということです。

須田)漁船と衝突事故を起こして当て逃げしたということが理由なのですが、それに対して革命防衛隊が出て来たのは、いままでと状況が違うと思います。これによってイラン核合意が完全に崩壊したと私は見ています。アメリカは離脱しましたが、とは言ってもイラン核合意とは、フランス・ドイツ・イギリスが一定程度のイラン産原油を購入し続けていることによって、何とか維持できるベースがあるのです。ところがフランス・ドイツ・イギリスはもうイラン産原油を買っていないのです。一説によると現在、イランの原油の売却量が50万バレル程度まで落ちて来ている。これはピーク時の4分の1程度です。そうするとイランの財政、経済がもたない状況になって来て、政府収入が5割を切り、インフレも相当進んでいます。国内経済が大混乱に陥りつつあって、イラン国内では生活できるだけのお金が稼げないものだから、近隣諸国に出稼ぎに行くという状況も起こっています。これが続くと現体制が崩壊しかねない。現在の体制が崩壊しかねないということは、この状況はアメリカの狙いなのではないかというように、イランは考えていると思います。

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最終更新:7/22(月) 15:40
ニッポン放送

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