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命をかけたスパイの演技にドキドキ 『工作 黒金星と呼ばれた男』で暴かれる驚愕の事実

7/22(月) 0:00配信

ぴあ

『タクシー運転手 約束は海を越えて』、『1987、ある闘いの真実』と、昨年は歴史的な事実を題材に、衝撃的な国家の闇を描いた韓国映画が話題を呼んだ。それに続くのが、緊迫感あふれるスパイ・サスペンス『工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男』だ。

秘密裏に核開発が行われていた1990年代の北朝鮮。その実態を詳しく探るため、「黒金星(ブラック・ヴィーナス)」というコードネームを授けられた、元軍人のパク・ソギョンは、家族も過去も全て捨てて、韓国側のスパイとして決死の潜入を試みる。パクは身分を偽って北朝鮮の対外交渉を担当する人物と接触することに成功。なんと最高指導者・金正日と直接会う機会を得る。

驚かされるのは、北朝鮮での諜報活動の困難さだ。北の上層部は徹底的にパクを疑い、一挙手一投足を凝視して嘘を見抜こうと目を光らせる。対するパクは、それを上回る演技で出し抜こうと、命がけのリスクを背負いながらも大胆に機転を利かせていく。

緊張が続く諜報活動が本作の見どころだが、さらに驚愕するのは、この後の展開だ。命がけで工作活動を続けていたパクは、97年、韓国の大統領選をめぐり、韓国と北朝鮮間が裏で取引を行っていることを知る。それによって、自分の工作活動が無に帰してしまうと分かり、激しく動揺する。一体、何のために自分は全てを捨て、命をかけてきたのか……。

パクを演じるのは、『アシュラ』『哭声 コクソン』でなどで知られる、実力と人気を兼ね備えた俳優、ファン・ジョンミン。本作では、緊迫するシーンや苦悩するシーンで見せ場を作っている。

あまりにも危険な北朝鮮での工作活動、国家間の事情によって、国家に尽くしたきた人物が裏切られる現実。われわれがニュースでは知り得ない人物の物語を、ドキドキ、ハラハラしながら体験してほしい。

『工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男』
公開中

最終更新:7/22(月) 0:00
ぴあ

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