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中国道母娘死亡事故で書類送検 運転手と営業所長、過失致死容疑

7/22(月) 12:52配信

山陽新聞デジタル

 岡山県津山市の中国自動車道で2017年10月、落下物のスペアタイヤに乗り上げて横転した大型トレーラーにはねられ、母娘2人が死亡した事故で、岡山県警は22日、落ちたタイヤを装着していた大型トラックの男性運転手(46)=島根県出雲市=を自動車運転処罰法違反(過失致死)の疑いで、トラックを所有する運送会社「ムロオ」(呉市)の松江営業所長の女性(48)=松江市=を業務上過失致死の疑いで書類送検した。

 県警は、タイヤの脱落について、車両後部の底にある鉄製の固定装置が路面の凍結防止剤などの影響でさびたことが原因と断定。腐食の放置によるタイヤ脱落が事故を招く危険性を十分に予測できたにもかかわらず、運転手や営業所長が運転前の日常的な点検や整備を怠った疑いがあるとみて立件に踏み切った。

 トレーラーの男性運転手(49)=真庭市=についても同法違反(過失致死)容疑で書類送検。適切なハンドル操作を怠った疑いがある。3人とも大筋で容疑を認めているという。

 事故は津山市坪井上の中国道上り線で発生。母娘が乗った軽乗用車がタイヤ(直径約1メートル、重さ約100キロ)に乗り上げ停車。後続のトレーラーもタイヤで横転し、路肩付近に避難していた母娘をはねた。運転手は軽傷を負った。

 当時、運送業者に義務付けられていた3カ月ごとの法定点検項目にスペアタイヤの固定状況は含まれていなかった。事故を受け、18年10月から追加された。

 県警は、トレーラーを所有する高梁市の運送会社と運行管理担当の男性役員(51)=同市=も、事故当時、特殊車両の運行に求められる道路管理者の許可を得ていなかったとして道路法違反(無許可通行)の疑いで書類送検した。

最終更新:7/22(月) 12:52
山陽新聞デジタル

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