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部屋を借りる時に入った保険は意外と使える 「家財保険」「個人賠償責任補償特約」について

7/22(月) 15:00配信

マネーの達人

部屋を借りるとき、不動産屋から勧められて、保険に入った記憶はありませんか?

その保険、契約したまま眠っているかもしれませんが、ちゃんと知れば、意外と使えます。

部屋を借りるときの保険の中身

部屋を借りるときに加入する保険は、「火災保険」または「家財保険」と呼ばれています。

この保険でカバーされるのは主に以下の3点です。

1. 家財の損害
2. 大家さんへの賠償
3. 第三者への賠償

中身を順番に見ていきます。

1. 家財の損害

家財とは、家具・家電や衣類などを指します。

これらが火事や落雷をはじめとする不測の事故により壊れた場合、修理費か、その物品の時価か、または同じものを買う場合にかかる費用(再調達価格)を保険会社に請求できます。

皆さんに知っていただきたいのは、「不測の事故」という要件です。

ここには、落雷などの外部要因以外にも、自分が誤ってジュースをこぼしてしまった場合や、子どもがおもちゃを投げて壊してしまった場合なども含まれます。

筆者の周囲にも、家財保険に入っているにもかかわらず、この要件を知らずに請求していない事例が多くありました。

せっかく保険料を払っているのですから、こういった「不慮の事故」が起きた場合には、保険料支払いの対象になるのかどうか、一度保険会社にお問い合わせいただくと良いと思います。

2. 大家さんへの賠償(借家人賠償責任)

私たちは大家さんとの賃貸借契約により、「善管注意義務」を負っています。

これは、民法第400条に定めてられている義務です。(特定物の引渡しの場合の注意義務)
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民法第400条

債権の目的が特定物の引渡しであるときは、債務者は、その引渡しをするまで、善良な管理者の注意をもって、その物を保存しなければならない。
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私たちは、大家さんの持ち物であるお部屋を借りたら、それを返す義務を負います。

義務を負った私たち(=債務者)は、お部屋を大家さんに返す(=引渡し)をするまで、そのお部屋をキレイな状態でキープしなければなりません。

善良な管理者の注意を持って保存してください。

しかし、仮に私たち借り主は、お部屋を水浸しにしたり燃やしたりしてしまっても、私たちに貯蓄がなければ、大家さんは私たちから弁償を受けられません。

そのため、ほとんどの大家さんは家を貸す際に、借り主に保険加入を義務付けます。

そのメインの目的は、この賠償を確実に受けるためです。

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最終更新:7/22(月) 15:00
マネーの達人

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