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「吉本芸人は長いクサリにつながれたままだ」 岡本社長の会見では何も解決されていない

7/22(月) 21:14配信

ハフポスト日本版

お笑い芸人の「闇営業」問題で、吉本興業の岡本昭彦社長が記者会見を開いた。岡本社長はときどき涙を流し、自身の減俸と、宮迫博之さんの契約解除を撤回することを明らかにした。本当にこのような形の「解決」でいいのか。

芸能人と働きかたの問題を長く取材し続けてきたライターの松谷創一郎さんと一緒に会見を振り返った。ルールをきちんと決めず、「身内」の中で問題を処理してきた、かつての「古い日本企業」の姿を思い出すような会見だった。

涙を流しながら、宮迫さんや田村さんに「戻ってきて」

「改めて(宮迫さんや田村さんと)ミーティングをさせていただき、いつの日か戻ってきてもらえることがあるならば全力でサポートしたい」

7月22日、東京都内で開かれた記者会見で岡本社長はそう話した。契約解除を言い渡した宮迫さんに対して、「処分を撤回」する方針を明らかにしたのだ。

会見は5時間半続いた。松本人志さんの名前も出しながら、「芸人ファーストが実現できていなかった」「吉本は全員がファミリー」と涙を流した。

宮迫さんはまだ何も発言していないが、吉本側の「温情」によって一件落着、というムードさえただよう。

「親分が動いて仲間うちで解決した」

ライターの松谷さんはこう解説する。

「予想通りの展開ですね。『親分』が動き出したことで、仲間うちの論理で解決するのではないかと思っていました」

親分とはダウンタウンの松本人志さんのことを指す。松本さんは7月20日、「後輩芸人達は不安よな。松本動きます」とツイートを投稿。翌日21日のフジテレビ系「ワイドナショー」で、「吉本興業内に、もうひとつ松本興業やないですけれども、僕の部署を作ってくれ。(問題を起こすなど)やらかした子たち、イエローカードの子たちを俺が引き取るから」と申し出たことも明らかにした。

松谷さんは「後輩の芸人を松本人志さんが『子たち』と呼んでいる時点で、非常に体育会系の家族的な『タテ社会』だなということが分かります。それぞれの芸人達は立派な社会人であり、一人のプロです。『子たち』というのには違和感があります」と話す。

「松本人志さんはワイドナショーで『岡本社長と宮迫が乳首相撲をやること。これですべて解決する』と冗談を飛ばしていました。親分を中心に義理や人情、そして時には『笑い』で幕引きをはかろうとしているのでしょう」

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最終更新:7/22(月) 23:38
ハフポスト日本版

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