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「まさか」監督も驚く猛攻 沖縄尚学、プロ注目左腕打ち5年ぶり甲子園

7/22(月) 12:20配信

西日本スポーツ

 ◆高校野球沖縄大会決勝:興南7―8沖縄尚学【延長13回】(21日・沖縄セルラースタジアム那覇)

【データ】沖縄大会過去10年の決勝スコア

 沖縄尚学が3年連続甲子園出場を狙う興南を下し5年ぶり8度目の甲子園出場を決めた。延長13回の死闘の末、興南のプロ注目左腕・宮城大弥(3年)から押し出し四球で決勝点を挙げた。

 甲子園優勝を経験した2校による決勝は意地のぶつかり合いとなった。逆転しては追い付かれ、1点を争う死闘にピリオドを打ったのは沖縄尚学だった。延長13回、2死満塁で3番水谷留佳(3年)が押し出し四球を選び決勝点を挙げた。「この点は自分の力じゃなくて、ベンチやスタンドで応援してくれた皆さんのおかげ」と通算30本塁打を超えるスラッガーは周囲の応援に感謝した。

 2度のリードを失っても諦めず、プロ注目の149キロ左腕の宮城大に全員で挑んで最終回につなげた。初回の立ち上がりを攻めて5安打で4点を先制。「まさか4点取れるとは」と比嘉公也監督も驚く猛攻だった。逆転を許しても6回はスクイズで同点に追い付き、12回2死から吉里和己(同)の適時三塁打で勝ち越した。その裏、同点に追い付かれても士気は落ちなかった。13回は簡単に2死を奪われてからの粘り勝ちだった。宮城大から12安打を放ち8得点。「最後まで誰一人として諦めず頑張ってくれた」と比嘉監督は全員の粘りをたたえた。

 昨秋の王者沖縄水産、今春の王者興南を倒して頂点に立った。今大会の抽選後に「この2校の牙城を崩すのが沖尚だ」と比嘉監督は選手に伝えていた。その言葉どおり3回戦では昨秋、無安打無得点で敗れた沖縄水産を4‐1で破りリベンジすると一気に加速した。冬の練習では比嘉監督が毎日打撃投手をしてバットを振らせ、守備も鍛え上げて自信を付けさせた。「この夏は攻める守備ができるようになった」と比嘉監督も攻守で格段にレベルアップしたことを実感。敵将の我喜屋優監督も「秋のあの沖尚が、本当にたくましくなった」と驚くほどの成長を見せた。

 プロも注目する左腕を打っての甲子園だ。「宮城君を打てて自信になった。甲子園でも沖縄で破ったチームの思いを背負っていきたい」と水谷は誓った。令和初の甲子園。沖縄代表としてのスタートは沖縄尚学が切る。

最終更新:7/22(月) 12:30
西日本スポーツ

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