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ロイスが選んだ“真実の愛”。ドルトムントと歩み続ける物語…/インタビュー

7/22(月) 20:06配信

GOAL

マルコ・ロイスは、少年時代から生粋のドルトムントファンとして育ち、現在もクラブへの忠誠を誓っている。

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過去にはバルセロナやパリ・サンジェルマン、マンチェスター・シティやマンチェスター・ユナイテッド行きの可能性もありながら、「Echte Liebe(真実の愛)」を選んだ。そんなロイスのドルトムントへの愛の物語を紡いでいく。

『Goal』では『DAZN Germany』との協力の元、シーズン終了後の5月に独占インタビューを実施。ドルトムントの下部組織で過ごした少年時代から様々なクラブで経験を積み、「結局は心が決めたこと」と最終的に愛するクラブへと復帰した瞬間のことまでをロイス本人に振り返ってもらった。
(インタビュー・文=ニクラス・ケーニッヒ/Niklas Konig)

少年時代のBVBでの思い出

――マルコ、あなたの友人でもあるケヴィン・グロスクロイツは子どもの頃、父親に定期的にドルトムントの南側スタンドに連れて行ってもらっていたそうです。あなたが初めてスタジアムを訪れた時はどうでしたか?

たぶんケヴィンのほど強烈な経験じゃなかったと思うよ(笑)。ドルトムントに生まれた者なら、自然と黒と黄色に染まって育つものなんだ。僕の両親や家族も、当然ドルトムントファンだったし、よくスタジアムに行ったね。僕の父さんも同じようにスタジアムに連れて行ってくれたよ。でもいつもってわけじゃない、それはケヴィンならではの経験だね。

――1995年、あなたはPTSVドルトムントからBVBへ移りました。何があったのですか?

ある日曜のことだった。僕は家族と一緒に朝食の席についていたんだ。そしたら父さんがオファーについて話し始めた。ボーフム、ドルトムント、ヴァッテンシャイト、その他いくつかのクラブから来ていたんだ。僕は自分にとって何がベストか考えたんだ。最後はシンプルな決定だったよ、僕はBVBのファンだったからね、ドルトムントに行くことを決めたんだ。

――BVBでの最初の日について、何を思い出しますか?

あれくらいの年頃は怖いものなしだからね、ただただその状況に幸せを感じていた。でも思い出すのは、毎シーズンが始まる時にトレーニングウェア入りのバッグを受け取ることだ。僕はいつもそれが待ち遠しかった。だってかっこよかったし、こう思っていたんだ。「このウェアはプロにも渡されているものなんだ」ってね。まだまだ当時はプロのビジネスとはほど遠いところにいたのが事実だ。でもそんな子供の頃の夢が、腕章がついたトレーニングウェアを着ることで、ある日突然叶った気がしたんだよ。

――そのウェアを着ていたあなたは、学校の体育の授業ではスターだったんじゃないですか?

実は、体育の授業ではトマス・ロシツキーにもらったジャージを着ていたんだ。でも少し歳を重ねてから、ボルシア・ドルトムントからそういうものを持ち出すのはやめたよ。

――野心的なクラブでは、選手たちはシーズン後、ユースから選別されるものですね。あなたはこのイベントにどう対応したんですか?

毎年のシーズン終わり、コーチがロッカールームにやってきて、クラブが僕たちをどのようにプランに入れているかを教えてくれるんだ。席に座って聞く僕たちは、それは興奮したものさ。その前から僕たちは、誰がピックアップされるか話していたんだ。子供たちの両親はトレーニング場に集まって、外で待っているんだ。全員にとって決定的な瞬間なのさ。もしクラブを去らなければならなくなったら、その失望はとてつもなく大きい。一方、次のカテゴリのユースチームに行くことができた選手は、本当に素晴らしい気持ちになれるんだ。そんな感じで、僕はトップチームまで行くことを夢見て、次のコーチが僕の味方で、僕を欲してくれることを願ったものだったよ。

――12~15歳の頃、あなたはどんな役割でプレーしていたのですか?

いたって普通にプレーしていたよ(笑)。それはその後も変わらないよ。その年頃だと、物事がよりタフになってくるから、身体が重要な役割を持つんだ。対戦相手は大きい選手ばかりだけど、僕はその年齢にしては背が低くて細身なほうだった。だからこの状況を解決するために、身体面以外の解決方法を探して、注目を浴びようとしたんだ。

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最終更新:7/22(月) 20:06
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