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投票終了直後に「敗戦」 ぼう然の安里氏、「私の力不足」 参院選2019 苦戦を覆せず、支持者も涙

7/22(月) 5:30配信

沖縄タイムス

 初の国政選挙への挑戦は敗北に終わった。「すべては私の力不足で大変申し訳ない」。参院選で、「オール沖縄」勢力が推す高良鉄美さん(65)=無所属=の当確を伝えるテレビ画面をじっと見ていた安里繁信さん(49)=自民公認、公明・維新推薦=は、背筋を伸ばしマイクを握ると静かに語り、支持者らに深々と頭を下げた。

 午後8時、あまりにも早い「敗戦」の一報だった。

 安里さんが妻の志乃さん(43)とおそろいのかりゆしウエアで那覇市牧志の選挙事務所に現れたのは午後7時58分。集まった支持者らに拍手で迎えられ、いすを並べてテレビ画面に見入った。その2分後、報道各社が次々と高良さん当確のテロップを流した。安里さんは微動だにせず、ぼうぜんと画面を見つめていた。

 西銘順志郎選対本部長と短く会話を交わした安里さんは、午後8時7分ごろ立ち上がり深々とおじぎをした。マイクを握り「期待に応えられず大変申し訳なく思っている」と声を絞り出した。会場には涙を拭う支持者の姿もあった。

 日本青年会議所会頭や沖縄観光コンベンションビューロー会長など、若くして経済界で頭角を現し活躍してきた実績をアピール。「国政から沖縄振興を前に進めたい」と訴えてきたが、選挙戦は当初から苦戦が報じられた。各地の企業や経営者を訪れ、会員制交流サイト(SNS)を生かして無党派層や若者へもアプローチしたが届かなかった。

 記者団に敗因を聞かれ「まだ、(辺野古新基地建設の是非を問う)県民投票の熱が冷め切ってない結果の現れかなと思う」と言葉少なに語った。

 二人三脚で安里さんを支えた志乃さんは目に涙を浮かべながら「主人は本当に頑張ったと思う。夫婦一緒に前を見て頑張っていきたい」とねぎらった。

 今後について安里さんは「後援会や家族と向き合わないといけないので、落ち着いてから最終的に判断する」と述べた。最後は支持者ら一人一人に握手し、感謝を伝えた。

最終更新:7/22(月) 8:00
沖縄タイムス

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