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「反対する候補が勝っても変わらない」 過去最低の投票率49%だった沖縄、諦め感も

7/22(月) 8:10配信

沖縄タイムス

 参院選沖縄選挙区の投票率は49・00%で、前回2016年(54・46%)から5・46ポイント下がり、国政選挙では補欠選を除いて過去最低となった。名護市辺野古の新基地建設の是非や経済振興などが主な争点となったが、有権者からは新基地建設に反対しても政府が強行する中での「諦め」や、同じ争点で繰り返される選挙への「飽き」を指摘する声も上がった。

 沖縄市の会社員、安田さくらさん(35)は「投票に行かないと政治に文句を言えないと思うから投票した」と語る。一方、基地問題を含め何度意思表示をしても何も変わらない現実があるとし「ネット上で影響力のある『インフルエンサー』が多い中、政治家の言うことに興味を持つ人も少ない。選挙に飽きてしまっている人も少なくないのでは」と指摘した。

 「新基地に反対しても造られるだろうし、諦めもあるのではないか」と感じる名護市の飲食店で働く男性(40)。これまで新基地建設に反対する候補に投票してきたが、今回は別の候補に1票を託した。「反対する候補が勝っても何も変わらない」と諦め感がある。「(基地問題は)ずっと平行線。前に進めてほしい」と求めた。

 豊見城市内の自治会長を務める末吉正幸さん(72)もさまざまな選挙で県民は意思を示してきたが「沖縄の現状は変わっていない。閉塞(へいそく)感がある」とため息をつく。一方、自身は期日前で投票を済ませた。「私たちが今、意思表示する手段は選挙しかない」と語った。

最終更新:7/22(月) 8:10
沖縄タイムス

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