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香川に「30歳の壁」 いまだ移籍先が見つからず

7/23(火) 16:36配信

東スポWeb

 日本の10番が苦境に立たされている。ドイツ1部ドルトムントから事実上の戦力外通告を受けた日本代表MF香川真司(30)は、いまだ今季の所属クラブが決まっていない。昨季プレーしたトルコ1部ベシクタシュをはじめ、複数の欧州クラブと交渉をしているものの、推定800万ユーロ(約9億6000万円)と言われる移籍金とともに“30歳の壁”が大きな障害になっているという。

 すでに多くのクラブが新シーズンに向けて始動する中、いまだに去就未定。2020年夏まで契約が残るドルトムントで構想外となり、現在は移籍先探しに奔走しているが、香川ほどの実力者が苦戦する最大の原因は30歳という年齢にあるという。

 公認資格を持つ選手代理人は「30歳という年齢は欧州で一つの節目と考えられている。一般的に成長が見込めなくなる年齢だから。高額な年俸も出さないし、次に転売できる見込みがないので移籍金を払うことにも消極的になる。どうせなら若くて有望な選手を獲得して自クラブで成長させれば、他クラブに高く売れるかもしれないし…。ましてや外国人枠を使ってまでと考えるクラブは少ないだろう」と指摘する。

 もちろん、選手の実力や監督の意向など様々な要素が絡み合うため、30歳以上の選手の需要がまったくないというわけではない。だが、ビジネス面も考慮するクラブ側とすれば、年齢は大事な要因となる。実際に同代理人は「欧州には代表経験者でも30歳を過ぎて所属が決まらないまま浪人中の選手がたくさんいる」という。

 香川は新天地についてスペインリーグ参戦を熱望。今夏もベティスやセルタ、ヘタフェが獲得への興味を示した。現地メディアによると、オファーを出したベティス側から提示された年俸は80万ユーロ(約9600万円)だったという。香川サイドが求める年俸200万ユーロ(約2億4000万円)には遠く及ばない金額で“30歳の壁”の現実を突きつけられた。

 香川自身も6月の日本代表合宿に参加した際、去就について「クラブとして未来を掲げながらやっていく中で、30歳は欧州では特にシビア」と状況を語った。その上で「それを受け入れるつもりはない。僕はもうダメなのかという気持ちではダメ。新たなチャレンジをしていきたい」と、新シーズンを見据えていた。

 香川には昨季にレンタル移籍したベシクタシュが再獲得に関心を示し、スペイン勢も日本の10番への興味を失っていない。欧州の移籍期限となる8月末までに希望に見合う新天地は見つかるのか。

最終更新:7/23(火) 16:40
東スポWeb

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