ここから本文です

温存の大船渡・佐々木に異変?準決勝欠場の可能性も

7/23(火) 16:43配信

東スポWeb

 第101回全国高校野球選手権岩手大会の準々決勝が22日、岩手県営野球場で行われ、大船渡が延長11回、6―4で久慈を下し準決勝に進んだ。前日に194球を投げ劇的勝利を収めた「令和の怪物」こと佐々木朗希投手(3年)はこの日、登板はおろか野手としても出場せず。表向きは“佐々木温存”の英断が実った形だが、気になる右腕の状態はどうなのか。ネット裏からは準々決勝に続き、24日の一関工との準決勝欠場の可能性もささやかれている。

 大船渡は4回、相手の失策につけ込み2点を先制。6回には連打でさらに2点を追加する。先発・大和田(3年)は5回まで無安打無四球と完璧な投球も、中盤につかまり同点に。8回からは2番手・和田(3年)が粘りのピッチングで、延長11回に連打で勝ち越し逃げ切った。

 前日21日の盛岡四戦で延長12回完投、194球を投げ、勝ち越し弾も放った佐々木はこの日、登板はおろか野手としても“完全欠場”。試合前の練習で短い距離でのキャッチボールをこなした程度で、延長10回二死三塁と一打サヨナラの場面でも投球練習をすることなく、終始ベンチに座りながらの応援に徹した。

「できることをやって、仲間を信じて声援を送ってました。なかなか厳しい状況で(敗戦も)頭をよぎった。一緒にプレーしてきた仲間だから(出場せず負けても)悔いはなかったと思う」と佐々木。気になる体の状態については「監督さんと相談して(欠場を)決めました。行けと言われたら行ったと思う。体の回復は半分以上はしている。なるべく万全の状態に持っていけるよう、次の試合で自分のパフォーマンスを上げていきたい。(残り2試合で)連投できないことはないと思う。頑張りたいです」と話した。

 大船渡の国保監督は「(佐々木の登板は)あるかなとも思ったが、大和田と和田が強い球が行ってたので。(本人は)『状態は思ったよりいいですが、けがも怖いので。行けますけど、どうですかね?』と話していた。理学療法士、医師、トレーナーとも話し合って、球場の雰囲気、相手の対策なども含めて総合的に判断した」と欠場理由を説明。打者としての出場もなかったことについては「もちろんスイングスピードは速いが、他の野手にもプライドがある。代打だと(その後の)守備のこともありますから…」と話した。

 ただ、ネット裏のスカウトからは「昨日は少し蒸し暑さもあって、最初からだるそうにしていた。マウンドへの行き帰りで途中、足を引きずるしぐさのようなものも見えたので、もしかしたら股関節あたりに何か疲労のようなものが出ているのかもしれない」と、異変を指摘する気になる声も。その上で同スカウトは「194球のダメージを考えたら、次の24日の準決勝も登板せず、中3日の十分な休養を取って決勝戦に臨んでほしいというのが理想的な形」と準決勝も回避したほうがいいとした。

 ただ、負けたら終わりの一発勝負。国保監督は「佐々木を出さずに負けたときのことはなってみないとわからない。勝ったのは結果論。もし負けていたら(監督が)動かなかったと言われるだけでしょうね」とも漏らしたが…。準決勝では果たしてどんな決断を下すのか。

最終更新:7/24(水) 19:38
東スポWeb

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事