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プエルトリコ知事辞任求め大規模デモ、不適切メッセージで不満爆発

7/23(火) 11:26配信

ロイター

[サンフアン(プエルトリコ) 22日 ロイター] - 米自治領プエルトリコで22日、リカルド・ロセロ知事(40)が側近と女性やLGBTQ(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー、クィア)を嘲笑する内容のメッセージを交換していたことが判明した問題を巡り、サンフアンで数十万人が知事の辞任を求めてデモを行った。

889ページにわたるオンラインでの会話は、「調査報道センター」のウェブサイトで7月13日に公開された。知事は21日に来年の選挙で再選を目指さないとともに、新進歩党の党首を辞任すると表明した。

しかしデモ隊は即時辞任を要求。自治領最大の新聞も22日付で辞任を求めた。

ロセロ知事は許しを請い、プエルトリコ人の願いを尊重していると釈明。フォックス・ニュースに対し、「抗議を見、人々の話を聞き、熟考した。再選を目指さないと決定した。それにより、現在の仕事に集中できる」と述べた。

だが知事のメッセージは、2017年に甚大な被害をもたらしたハリケーン「マリア」に対する知事の対応や、政権内に蔓延しているとされる汚職、財政破綻状態にあるプエルトリコの現状を嫌気した人々のなかでくすぶっていた感情を爆発させる形となった。

サンフアンなどでは、黒いTシャツ姿で自治領旗を掲げたデモ隊が10日間にわたって幹線道路を埋め尽くし、ときには暴力的な抗議活動を展開している。

2020年に知事選出馬を決め手いるサンフアンのカルメン・ユリン・クルス市長はツイッターで、「否定はできない。力は路上にある」と投稿した。

一方トランプ米大統領も、民主党とつながりのあるロセロ知事を批判。22日にホワイトハウスで、「ひどい知事だ。プエルトリコはまったく無能な指導者を抱えている」と述べた。大統領は、ハリケーン「マリア」に対する連邦政府の対応を巡ってロセロ知事と対立した経緯もある。

最終更新:7/23(火) 11:26
ロイター

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