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本の魅力を再発見!「小さな図書館」「本が作れる本屋さん」とは

7/23(火) 15:29配信

MBSニュース

本の魅力を再発見できるスポットが各地で増えています。その中で今、注目を集めているのが「小さな図書館」です。世界各地で自発的に広がる活動で、誰でも何冊からでも始められるものです。さらに京都では“本が作れる本屋さん”ができたということで、いったいどのような取り組みなのか取材しました。

お寺にある“木箱の小さな図書館”

奈良県大和高田市にある「大和大谷別院」。400年以上前に建てられた真宗大谷派の別院です。そのお寺の山門に置かれている小さな木箱が、このお寺の「図書館」です。木箱は僧侶たちの手作り。中には仏教の本だけでなく、児童書やワインの本など56冊が並びます。この小さな図書館を管理するのはお寺の代表役員・外川哲さんです。

「一番にはこの地域の方々とこのお寺とのつながり。それを持たせていただくことを一番に考えました。」(大和大谷別院・輪番 外川哲さん)

「図書館」ですが、本を借りるのに手続きなどは一切ありません。何冊借りても、いつまで借りてもいいんです。

「減るのかなと思っておりましたら、どんどん今増えている状態でありがたいお話でございます。」(外川哲さん)

はじめは僧侶や職員がおすすめの本を選んで入れていたそうですが、今では町の人たちが知らないうちに寄贈してくれています。

「この本は最後のページにここのライブラリーのスタンプが押してあります。これは一番最初に私どもが入れた本。一方、こちらの本はそのロゴ印がありませんので、その後に誰かが寄付してくださったという本になります。」(外川哲さん)

近所の人や地元の子どもたちが訪れるように

今年5月に設置したところ、早速、散歩途中の近所の人や地元の子どもたちがお寺を訪れるようになりました。

「楽しい。(Qどんなところが楽しい?)学校の図書館にはない本がここにあるから。まだ自分が知らない本があるから、楽しい本とかでてきたら楽しみ。」(男の子ら)

かつて国語教師だったという外川さん。時には、本を勧めることも…

(外川さん)「こんなんいらん?ちょっと古いか…よかったら読んで、ずっと続きもんになってるらしいから。」
(男の子ら)「はい」

ほぼ毎日来ているという女性は…

(女性)「ここやったら安心して読めるから、散歩よりここの本の方に重きに置いてるんです。」
(外川さん)「ありがとうございます。どうぞ利用してください。一番望んでることですので。」

地域の人たちをつなぐ56冊の本。実はこの小さな図書館は、世界中の小さな図書館ともつながっています。外川さんたちはこの図書館を設置する際に、アメリカ発祥の「リトルフリーライブラリー」という団体に登録。公式サイトでは、同じ志で始まった世界中の図書館が検索できるようになっています。

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最終更新:7/23(火) 17:19
MBSニュース

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