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百家争鳴、未来の交通のあり方「MaaS」 高速バスのウィラーはどう考える?

7/23(火) 11:16配信

乗りものニュース

シンポジウムに国内外の交通事業者ら500人が参加

 いま「MaaS(マース)」という言葉が、世界中の交通関係者や自動車メーカーのあいだで注目されています。高速バスなどを展開するウィラー(大阪市)が、そこへ一石を投じるべく2019年7月19日(金)にシンポジウムを開催しました。

【画像】ウィラー「MaaS」の第一歩 「WILLERSアプリ」

「MaaS(マース)」とは「Mobility as a Service」の略で、「飛行機から電車、バス、タクシー、自転車など、あらゆるモビリティ(移動)をひとつのサービスと捉える「概念」であり、2019年現在、さまざまな議論がなされているさなかです。たとえば自動運転車や電動の小型モビリティといった新しい乗りもの、個人間のライドシェア(相乗り)サービス、あるいは様々な交通や観光サービスを連携させたスマートフォンアプリなども「MaaS」のひとつとみなされています。

 そうしたなか、「MaaS」が未来の交通をどう変えるのかを探るべく開催された今回のシンポジウム「MaaS Meeting 2019」には、政府関係者や自治体、国内外の交通事業者などを中心に、およそ500人が参加しました。

 日本で「MaaS」が取りざたされる背景のひとつに、「観光地の多様化」が挙げられます。シンポジウムの登壇者からは、たとえば近年、SNSでにわかに注目を浴びたスポットが、一方で最寄り駅からの交通案内もなく、そもそも地元の観光協会すら場所を知らない、といった事例が語られました。ただでさえ土地勘のない訪日外国人にとっては大きな問題になりかねず、調査では16%の訪日外国人が日本の公共交通に不満を持っており、なかでも目的地への「検索サービスがない」という声が多いといいます。

 また、高齢化社会を語るうえでも「MaaS」はしばしば取りざたされています。三重県の鈴木英敬知事は、クルマを運転できない高齢者が増えるなか、地方の人口減少や高齢化といった社会課題を解決するためにも、自動運転の実現や新しい乗りもののカタチを探るうえで「MaaS」が役立つと話しました。

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最終更新:7/23(火) 18:34
乗りものニュース

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