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「時差通勤」や「テレワーク」 五輪に向け約3000社が『スムーズビズ』実験開始

7/23(火) 18:20配信

FNN.jpプライムオンライン

NECで全社挙げてのテレワーク開始

東京オリンピック・パラリンピックを見据え、混雑緩和に向けた社会実験「スムーズビズ」が始まった。
「スムーズビズ」とは、テレワークや時差出勤などをかけ合わせた取り組み。
自宅やサテライトオフィス等を結んでのテレビ会議。
これは、NECで22日から始まった全社挙げてのテレワークの様子。
8月末までにグループ全体で3万4,000人の社員が、それぞれ1週間連続で行うというテレワーク。
普段は、エレベーター待ちの列ができる出勤時間帯が、22日は人の流れもスムーズだった。

スムーズビズ試行したら、どうなった?

大会中の混雑緩和を目指す実証実験には、首都圏を中心に約3,000の企業や団体が参加している。
およそ1万人の職員がいる東京都庁では、2日から時差出勤を開始。

東京都庁では2日から時差出勤を開始

小池百合子都知事
「午前8時前に来る人と10時以降に来る人で初日、トライアルでやってみた。テレワークを行うとか、時間をずらすなどご協力いただければと思う」

目的地近くの“シェアオフィス”を紹介するアプリも登場

近年の多様な働き方の後押しもあり、こうした取り組みを商機ととらえる企業も。
電車の乗り換え案内サービスを提供するアプリ「駅すぱあと」。
目的地近くのシェアオフィスを紹介する機能が、22日から追加された。

使いやすさを確かめるため、アプリの運営会社の社員が、表示された場所に実際に向かってみた。
アプリの表示を見ながら降りた駅から歩くこと5分。
歩道に置かれていた看板を見付け、目的のシェアオフィスに到着した。
早速、気づいた点を同じ開発チームの社員に報告。

ヴァル研究所 マーケティングテクノロジー部・添田悠央さん
外観の写真が欲しいかなっていう気はしました。ちょっと入り口(が合っているか)自信なかった。都心には結構シェアオフィスいっぱいあるんですよね。うち1個しか今画面に出ないから、ほかにあることを知ってもらえない。

同じチームの社員
候補がいっぱい見えた方が、良さそうですね。

まだまだ、改良の余地はあるようだった。

ヴァル研究所 広報担当・鈴木菜奈美さん
来年の東京五輪に向けてテレワークの制度を取り入れたり、推奨していこうという動きはあると聞いているので、それに比例してシェアオフィスなどの需要も高まってくると考えています。これからさらに検証を重ねて、もう少しよいものにできたらなと思います。

東京商工会議所が行った調査では、テレワークと時差出勤の実施に前向きな企業は半分に満たないという結果が出ている。
1年後の東京オリンピックを見据え、官民一体となった「スムーズビズ」の取り組みは浸透していくのか。

スムーズビズが五輪後も根付いてくれれば

津田塾大学の萱野 稔人教授
過去の例を見ると、オリンピックを契機に社会が大きく変わったという事例は少なくない。そうなるとこのスムーズビズも、東京オリンピック・パラリンピックのレガシーとして、社会の中に根付いてくれればいいなと思います。
ただ、スムーズビズはオリンピック時の混雑を避けるための集団行動の域を出ませんから、多様性を土台とする働き方改革とどう整合するのかが課題になると思います。

最終更新:7/23(火) 18:20
FNN.jpプライムオンライン

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