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韓国の日本製品不買、高級車に広がる可能性も-両国の溝埋まらず

7/23(火) 10:26配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): 半導体材料の対韓輸出管理を強化した日本への反発が高まる韓国で、日本のビールや日本への旅行商品の販売が落ち込んでいる。両国間の溝が埋まる兆しのない中で、アナリストらは日本製品ボイコットが高級車や小売業にも広がる可能性があるとみている。

中央日報は、韓国のコンビニエンスストアチェーン「CU」で7月1-18日に販売された日本の缶ビールが前月比40%減少したと匿名の業界関係者を引用して報じた。

この報道が正しければ、外国のビールとして韓国で最も人気のブランドを展開するアサヒグループホールディングスは今年、韓国で売上高の約300億-500億ウォン(約28億-46億円)を失う可能性があるとキウム証券のアナリスト、パク・サンジュン氏(ソウル在勤)は分析している。同氏によれば、韓国ビール市場での日本勢のシェアは約6%。

韓国投資証券のアナリスト、ナ・ウンチェ氏はファーストリテイリングが展開する「ユニクロ」の韓国での存在感は大きくないが、同社は韓国での年間売上高の伸びが鈍化するだろうと予想。日本の高級車もまた打撃を受ける可能性があると指摘するのはSK証券のアナリスト、クォン・スンウー氏で、韓国輸入自動車協会(KAIDA)によると、トヨタ自動車とホンダを合わせた韓国の外国車市場でのシェアは19%程度。

反日感情の広がりは一部の旅行代理店にも響いている。ハナ・ツアー・サービスは日本ツアーの販売が7月第2週に1年前の同じ時期と比べ30%減ったと、同社広報のソン・ウォンスン氏が明らかにした。今月の株式市場ではハナ・ツアーと格安航空会社のチェジュ航空の株価が共に10%余り下落している。

松井証券の窪田朋一郎シニアマーケットアナリストは、消費者向け製品を輸出する日本企業への影響は限定されそうだが、日韓関係が悪化すれば全体的に影響が拡大する可能性があるとの見方を示した。

原題:Korean Boycott of Japan Goods May Spread as Trade Tension Rises(抜粋)

(c)2019 Bloomberg L.P.

Heejin Kim

最終更新:7/23(火) 10:26
Bloomberg

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